槍穂_(1)_1・2日目_穂高駅~中房~燕~大天井(泊)~常念~蝶~横尾
槍穂_(2)_3日目_横尾~槍沢~東鎌尾根~槍ヶ岳
槍穂_(3)_4日目_槍~大キレット~北穂~涸沢岳~穂高岳山荘
槍穂_(4)_5日目_奥穂~ジャンダルム~西穂~わさび平小屋
穂高岳山荘から奥穂へは、30分の登り。
前穂越しに、南ア、富士山が今日もはっきり見える。今日も申し訳ないほどの好天。どっちを見てもいい眺め。
一瞬緩んだ気を引き締め、いきなりナイフリッジを下る(超冷汗)。 振り返ると続々と下りて来る。皆物好きだわ。この先、ロバの耳、ジャンダルムと続くが、気持ちにゆとりが無かったらしく、写真がほとんど残ってない(汗)。
ジャンダルムを強引に直登し(良識あるオトナは信州側に巻いて南斜面を登りましょう。)、一息(ちょっと涙目)。槍ヶ岳方面を眺める。立山、白馬がまだはっきり見える。
南望、西穂、焼岳、乗鞍、御嶽山。
天狗のコルで、一息つく。この後左の壁を直登する。
赤石岳、間ノ岳は浮石が多く、非常に危険。滑落事故が大変多い。このシーズンも奥穂~西穂間で死亡事故が4件ほどあった。
嫌というほど、アップダウンが続く。
滑落の際、岐阜のヘリは無料(長野は有料)なので、落ちるなら飛騨側へ、という冗談を良く聞くが、得てして飛騨側の方が痛そうだ。(右が飛騨側、痛いじゃ済まないと思うけど。)
西穂山頂。深~い安堵のため息。ここまで来れば一安心。
高度もだいぶ下がり、緊張感が緩む。空気も甘い感じになる。上高地がはっきり見えてくると後はゆっくり下りて行くだけ。
独標から振り返る。奥へ行くにつれ、高く、険しく、灰色になって行く、不気味な感じ。あー、無事でよかった。
西穂山荘までのだらだら下りも疲れた体には結構辛い。山荘では後から下りてくる今日の戦友たちを眺めながら勝利のビール! この後、ロープウェイで新穂高温泉に下り、そこで泊まるつもりがまさかの休館。2日同行してくれたSさんと別れ、疲れた体を引きずってわさび平小屋まで行った。従業員曰く、 「奥穂から一日で来た人、初めて見ました!」
西穂山頂。深~い安堵のため息。ここまで来れば一安心。
高度もだいぶ下がり、緊張感が緩む。空気も甘い感じになる。上高地がはっきり見えてくると後はゆっくり下りて行くだけ。
独標から振り返る。奥へ行くにつれ、高く、険しく、灰色になって行く、不気味な感じ。あー、無事でよかった。
西穂山荘までのだらだら下りも疲れた体には結構辛い。山荘では後から下りてくる今日の戦友たちを眺めながら勝利のビール! この後、ロープウェイで新穂高温泉に下り、そこで泊まるつもりがまさかの休館。2日同行してくれたSさんと別れ、疲れた体を引きずってわさび平小屋まで行った。従業員曰く、 「奥穂から一日で来た人、初めて見ました!」
槍穂_(5)_6・7日目_わさび平~鏡平~笠~クリヤ~槍見~焼~松本、東京
5泊目のわさび平小屋を例によって一番最後に出て(6時起床だと大抵もう部屋はカラッポ)、とりあえず、鏡平へ、うほっ、その名のとおり。
昨日まで苦労して渡った稜線を眺める。
弓折岳の稜線に出る。9月じゃ花はリンドウくらい。
槍穂縦走時はずっと笠ヶ岳を右手に見たが、今度は槍穂を左手に見ながら縦走する。写真は大キレット~西穂。 この日の笠ヶ岳はガスってた。
フテ寝して、翌朝、槍穂の稜線をシルエットに息を飲むような美しい朝
焼け。
7日目出発!と、やっと念願の雷鳥さんにご対面!が、朝焼けも雷鳥も天気が荒れる前兆らしく、この直後から雨。
ちょっと雨足の弱まった焼岳山頂でパシャリ。中ノ湯に下りて、北ア初めての人とは思えない大縦走は、無事終了。この後坂巻で湯に浸り、バスで新島々、松電で松本、あずさで帰京した。
槍穂_(6)_北アルプス南部縦走のまとめ
槍穂に行こうかと考えたとき、天気予報ははっきり言って悪かった。このとき、日本アルプス登山はハズレ年と言われていた。そういう状況で槍穂行きを決めた理由は、実はよく分からない。金曜出発予定だったが、実際は土曜も仕事し、夕方八王子発のあずさに乗車、しっかりした雨の穂高駅着は23時頃だった。
翌朝、なんとか雨は上がっていた。登山口(中房温泉)行きのバス停に佇んでいると、タクシーの運ちゃん 「日曜はそのバスねえぞ?」 やはり俺もマジメに考えてなかった。と、言うか、土曜登山開始でしか考えていなかったのだと思う。
中房温泉着は7時くらい。ここから、長い山行が始まる。2008/09/07の朝。
以下、概要。
0907: 7~8時山行出発、中房温泉~燕岳~大天井(常念まで行こうと思ったが濃いガスで断念)、15時くらいから同宿のオヤジと飲み始める。大天荘はサービス良くない。次は大天井ヒュッテを試そうと思う。
0908: この山行唯一の5時台出発で、常念、蝶経由、横尾山荘へ。常念~蝶槍までは低山の雰囲気でアルプス山行っぽくない感じはした。それ以外は槍穂の眺望良い。蝶ヶ岳ヒュッテは評判もいいので泊まりたかったが、まだ時間があったので、新築の横尾山荘へ。風呂に入れて、ご満悦。湯上り、気持ちよく梓川ほとりで缶ビール堪能。
0909: ログのとおり。槍沢~坊主ノ岩~東鎌尾根~槍ヶ岳山頂(穂先)経由、槍ヶ岳山荘泊。これが一番楽だったかな?
0910: ~大キレット~北穂~涸沢岳~穂高岳山荘。大キレットに必要以上にビビる人は多いが、実際そんなでもない。
0911: ~奥穂~ナイフリッジ~ロバの耳~ジャンダルム~天狗の頭~間ノ岳~西穂~西穂山荘~(ロープウェイ)~新穂高温泉~わさび平小屋(風呂)泊。 奥穂~西穂は、天候次第ではかなり危険。
0912: ~小池新道~鏡平~弓折~抜戸~笠ヶ岳山荘 0913: ~笠ヶ岳山頂~クリヤ谷~槍見温泉~焼岳~中ノ湯。~(バス)~坂巻温泉~(バス、電車)~帰京