231023-26_Barcelona~帰国

バルセロナにやってきた。今回ほとんど計画らしいものはなかったが、帰国便はバルサ発に決めておいたからだ。



色々とバル巡りをしてきたが、個人的にはバルサのピンチョスが最高だと思った。


会計時に爪楊枝の数で値段が決まる。


翌日はバスで観光。


学生時代に本など読んで、ガウディにはそれなりに思い入れがあり、


サグラダ・ファミリアにやってきたのだが、何故か大した感慨が湧いてこない。


正面は確かにガウディっぽいデザイン。


でも反対側がなんかモダンで割とカラフルなんだよなぁ... 新しいし。(建築中だから当たり前だが)


多分歴史のある建築を見過ぎて俺の感動バイアスがそっちに寄っちゃったんだろうな。


カサ・ミラも観に行った。


これもガウディっぽい。


丘に登って街を一望。


温暖なスペインにも、いい加減秋の気配。


カンプ・ノウは通り過ぎただけ。


スペイン最後の夜。


も、当然バルへ。


翌朝、朝焼けの空港から、


チューリッヒ経由で帰国の途についた。


Day-01 Sep 25 NRT1045-ZRH-2300LIS
Day-02 Sep 26 <<Portugal>> Lisboa
Day-03 Sep 27 Lisboa
Day-04 Sep 28 Obidos
Day-05 Sep 29 Porto
Day-06 Sep 30 Vilarinho CAMINO
Day-07 Oct 1 Barcelinhos CAMINO
Day-08 Oct 2 Viana do Castero CAMINO
Day-09 Oct 3 Caminha CAMINO
Day-10 Oct 4 <<Spain>> Baiona CAMINO
Day-11 Oct 5 Playa del Vao CAMINO
Day-12 Oct 6 Redondela CAMINO
Day-13 Oct 7 Pontevedra=>Santiago de Compostela CAMINO
Day-14 Oct 8 Santiago de Compostela
Day-15 Oct 9 Romean, Lugo CAMINO
Day-16 Oct 10 Baleira CAMINO
Day-17 Oct 11 Fonsagrada CAMINO
Day-18 Oct 12 Ourense
Day-19 Oct 13 Segovia=>Madrid
Day-20 Oct 14 Toledo=>Madrid
Day-21 Oct 15 Madrid
Day-22 Oct 16 Granada
Day-23 Oct 17 Granada
Day-24 Oct 18 Seville
Day-25 Oct 19 Guillena
Day-26 Oct 20 Castilblanco de los Arroyos CAMINO
Day-27 Oct 21 Almadén de la Plata CAMINO
Day-28 Oct 22 Santa Olalla del Cala=>Seville CAMINO
Day-29 Oct 23 Barca
Day-30 Oct 24 Barca
Day-31 Oct 25 BCN-ZRH
Day-32 Oct 26 -NRT

231020-_Camino-3- Via de la Plata

セビーリャへ来たのはそもそもフラメンコを観るためでも、理髪店に行くためでもない。カミノを歩くためだ。セビーリャからは“Via de la Plata(銀の道)”が伸びている。

一方、最終地バルセロナへのフライトまで4日しかない。


なのに初日にとうとう雨に降られてしまい、1日目の行程はバスで飛ばし、Guillena泊。気を取り直して2日目から歩く。


雨上がりの土の道はドロドロで、足が重い (-_-;)


ま、すぐに乾いた道に出て、順調に歩を進める。



2泊目は、Castilblanco de los Arroyos。ここでイングランドから来たJamesと同宿になり、RWCを観ようと画策したが、ムリだった。


3日目の朝。陽が出るまでは結構寒い。


なんか、グルル、グルルと音がする。自分の腹が鳴っているのかと思ったらブタだった。


いわゆるイベリコ豚だ。そういやスペインで「ウマい!」と強烈な思い出になっているのはやっぱりハムだ。ベジョータのような高級品でなくても、しっかり熟成したものは芳香でうっとりするほどうまい。


この木が優れモノで、皮はコルクとなり、実はブタが食べるドングリとなる。

「美味しくなれよ」、と念じつつ先へ進むと、自然保護区に突入。


高台から下ってゆく。はるか向こうに山並みが見えた。明日あたりアレを越えるのだろうか...


日中は暑い。延々と歩いていると丘に上がった。アレ?朝に見た山並みを越えてしまうようだ。


乗越からは、アンダルシアらしい白い街が。今日の宿泊地、Almadén de la Plataだ。


居心地の良いアルベルゲ。


くつろいでいるとJamesが来て、一緒にメシを食いに行った。


その後も飲み歩きたかったが、作業があって行けなかった。


4日目も眺めの良い国立公園を歩き、El Real de la Jaraへ下る。Jamesもすぐに追いついてきた。



この日の目的地はまだまだ先の Monesterio なのだが、午後から強雨の予報。どのみち最終日なので、メインロードのある Santa Olalla del Cala へ別のトレイルを使ってショートカット。真面目にMonesterioに向かうJamesに別れを告げる。


くるぶしまで浸かる大雨の中、バスでセビーリャに戻った。

231016-_Andalucía

マドリード、アトーチャ駅から高速特急で南下。

最高時速300km!


Córdobaで下車、この日からしばらくはアンダルシアをうろうろすることにする。



スペイン南部は、イスラム帝国が進出してきた北アフリカに近いからイスラム支配下の時代が長く、今も端々にイスラム様式が見られる。


コルドバからはバスで、Granadaへ。Sierra Nevada (snowy montains)の麓である。



シエラネバダへの公共交通機関はイマイチなので、ツアーに参加してみた。



わりと殺風景っぽくもあるのだが、意外と植生が面白い。


野生のニンジン


アーモンド(無毒)

ローズマリー

ラベンダー

ジンの味付けに使うジュニパーベリー。

Juniper Berry

ワイン用のブドウ畑も。





地質も旧大陸時代に形成、プレート活動で地上に現れたもので、とても古い。印象的だったのはこの変成岩。


スレート状に剥離するため、アルプス沿いでも見かけるこうした屋根↓や石板(黒板)などに使われ、ヨーロッパでは無くてはならない岩石である。

(Camino Primitivo添いで撮った写真)

色々と勉強になった。


夜はフラメンコを観に行った。


ハッキリ言って期待していなかったのだが、ギターしか使わないのにこのショーとしての完成度は超高い。


フラメンコの余韻に浸りながら飲むワインは乙なものであった。

グラナダと言えば忘れてはいけないアレハンブラ宮殿。


予約しないと中には入られないらしいので、外観だけ見てみる。



これ、大谷石(火山砕石凝灰岩)じゃないのか...?


楽しかった2泊の後、駅に向かう


途中で、馴染み深く、またあまり好きじゃない香りが...

スペインにもイチョウ(ぎんなん)あるんだなぁ


鉄道で、今度はSevillaへ。

街路樹がオレンジ!

結構な内陸都市だが大きな川が貫く港湾都市で、


歴史の重みを感じる。



セビーリャ大聖堂はゴシック様式最大らしい。


さぞ隆盛を極めたことだろう。


アンダルシア州の州都、フラメンコの本場らしく、ここでも2回観に行ってしまった。