このシリーズは時系列で並べています。
2010年、溜めに溜めた煩悩を振り払うべく、熊野古道を経て熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)参りをした。
伊勢神宮から熊野に至るいわゆる伊勢路は前半は舗装路ばかりなので、本格的な古道が残る八鬼山越えから歩き始めた。(1日目、2010/12/29)
《八鬼山周辺》
苔むす石段は一歩踏みしめるごとにその様子を変え、様々な緑とグレイとの陰影の変化に見飽きることがない。
静寂の森に長く長く続く古道を歩いていると、広大な神社の境内を彷徨っているかの様な不思議な感覚に捕われる。
歩き始めて2日目の午後、熊野市に至る。ここからまた舗装路が主体となるので鉄道利用で新宮市に移動、夕暮れの熊野速玉大社に参拝。