170226-0301_ダロール地溝帯

アフリカ大地溝帯の北部、ダロールに赴くダナキル・ツアーに参加した。

初日はマカレから塩湖へ。


当然しょっぱいが、甘味と収れん性のある面白い味がした。場所によっても味が違う。


海抜マイナス100m程のこの一帯は暑い。だから(?)ベッドは外。

風が結構吹いて気持ち良かった

2日目は、だだっ広い塩湖を横切り、


湯煙昇る温泉地帯へ。

ボコボコ湧いている

すげー色合い。

硫酸のキツい臭いがする。さすがに入浴はできないようだ。

更に、塩山へ。

全部、塩でできている。

この地域では、当然塩が主要産業。切出し、ラクダで街へ運ぶ。


3-4日目は、エルタ・アレ火山へ。溶岩の上や砂漠を何時間も車で走る。めちゃめちゃ揺れて辛い。


車で行ける所まで行くと、もう夕方。涼しくなった夜、真っ暗な中、火山を目指して歩く。

消えかかった大文字焼のようだ

何時間もかけ、えらい苦労した割に噴火はしょぼかった。

もう真夜中なので山の上で寝るも、数時間で夜明け。

ここまで何しに来たんだ、という雰囲気。

陽が登ると暑くなるのでそそくさと下山。


火山が活発な頃は物凄いらしいんだけどね。

170225_岩登り教会

シミエンの後、空路でアクスムに飛んだ。翌日マカレへ車で移動中、珍しい教会があるというので寄ってみた。


その教会は、岩の上にあるという。

チップ目当ての暇人達がサポート

岩登り自体はとても簡単なのだが、慣れていないとだいぶ怖いらしい。一緒に行った韓国の女の子は泣き出してしまった。

まあ落ちたら死ぬし、コワいわな。

そうして辿り着くと、岩に大きな穴が。自然にできたものでなく、コツコツとくりぬいたようだ。Abune Yemanta Churchへの入り口である。

左の扉の中が教会

お金を払えば中を見せてやる、と言われ、(既に入山料も払っているし)「じゃあ見なくていい、クリスチャンじゃないし」と答えたのだが、結局開けてくれた。今考えると、制度的には入山料に参拝料も含まれているのではないだろうか。

確かに訪れる価値はあった

復路もナカナカ手こずっている。が、誰も俺には見向きもしない。


中間のテラスで、シミエンで会ったオランダ人と再会してびっくり!

しかし彼なんてハーネス付で確保されてる、何だこの扱いの差は?


まあチップの差だろうな、でも自ら頼まなければ払わなくてもいいと思う。韓国の子は払いたそうだったが財布が無くて結局払わなかった。

是非、とは言わないけど通りがかったら寄ってみてもいいかも。

170219-23 Simien Mountains

ケニア山から下山し、ナイロビからエチオピア(ゴンダール)に飛んだ。次はシミエン山地である。

シミエンではガイドは不要であるが、スカウト(銃を帯同したボディーガードのようなヒト)の同行が義務付けられている。


初日、気分の良い草原でキャンプ、テント・食料などは自前。スカウトはキッチンの隅などでテキトーに寝ていた。


2日目、断崖絶壁に沿って歩く、豪快な景色にため息が出る。


キャンプ場に着くと雨が降る。この時期、日中は晴れて、15時くらいを過ぎると一次的に雨になるらしい。なんだか夏の南アルプス(日本)のようだ。


キッチン(と言っても何もないが)にて煮炊きする。ポーター付のオランダ人男性のパーティーと一緒だった。5日間の山行で会ったのは2パーティーだけ。


3日目、やはり朝は天気が良い。が、放射冷却でテントのファスナーが凍り、出るのに難儀した。しばらく歩いて振り返ると前日の絶壁コースが見える。


街に近づくと、人通りが増える。この日は市の立つ日だったようだ。


街を通り過ぎ、この日は山間の村はずれでキャンプ。


4日目、暗いうちから歩き始め、エチオピア最高峰ラス・ダッシェン山を目指す。


ピークは平坦だが、標高は4543mと、ナカナカ。体が慣れたのか、高度障害は特に無かった。


最後はちょびっと岩登り風。


頂上。この後、張りっぱのテントに戻り、村人から買ったビールで祝杯を挙げた。


5日目は、来た道を戻り、2泊目のキャンプ地から車で街に戻った。

詳細はe-bookで、まだできてないけど。

170213-16 Mt. Kenya

ケニア山を歩いてみた。


日本では見られない風景の中を歩くのは海外トレッキングの醍醐味。

北北西から東へ、四日間のルート

コースはなだらかで、歩きやすい。物珍しい景観を眺めながら、一歩一歩進んでゆく。

二日目の終わり、頂上付近にアプローチ。


三日目早朝、レナナ峰へ。

最高峰、バチアン・ネリオン峰は登らなかった。

遠くにキリマンジャロも見えた

無事登頂の後は、のんびりと下山。


チョゴリアルートからの山頂付近の景観も見事。


アフリカには美しい山があった。

詳細はe-bookで・・

170211_Dances with Maasai

サファリから戻ったがケニアへの移動まで1日空いた。そこでホテルで会った男女3人の日本の若者に交じってマサイの村へ訪問してみた。

埃だらけで逞しく生きる子供たち

観光ショーでも見せられるのかと醒めて臨んだのだが、マサイの人達はヒマなのか、我々そっちのけでジャンピングダンスに興じる。マサイは本当に跳ぶのが好きなようだ。


しかし、俺が一番感心したのは彼らのサンダルである。モーターサイクルのタイヤをリサイクルして作っている。バンドは釘で留めてあった。


30USDのツアーにしてはナカナカ面白く暇つぶしさせてもらい、街に戻る。

忘れそうになったがキリマンジャロコーヒーもお約束でたしなみ、のんびりとした良い一日を過ごした。


もうちっとゆっくりしても良かったかもなぁ。