200829Sat_ホラの貝ゴルジュ

東京の最高気温38℃、こんな日はバシャバシャ沢に行くしかない。

西沢渓谷の近く、ホラの貝ゴルジュへ。


とにかく、水がきれいだ。こんなところを泳いだりしながら進んでゆく...

難所は2か所あって、はじめはこのクラック滝。


上部では右足のスタンスが見つからず、


落下。どっぼ~ん!

再挑戦しようと思ったら後ろから別パーティーが来ていたのでロープを出してもらい突破。

もっと難しいのがこのヘツリ。リーダー曰くラバーソールのフリクションを信じてじわじわ進むしかないらしいのだが俺にはムリで落っこち、ロープの登り返しで滝を登った。


復路は往路を泳いだり飛び込んだりして戻るのだがこれはこれで別の面白さがあった。

すっかり冷えたはずなのに、同じ気温のはずの駐車場に戻ると汗が噴き出すからフシギなもんだ。

200826Wed_鳥海山

由利本荘に来て鳥海山に登らないわけにはいかない。


少し暑いが今日もいい天気だ。



康新道から登ると崩壊地越しに見える頂上付近の眺望が豪快だ。



七高山から新山方面を眺める。日本海に浮かぶ飛島も見える。


七高山だけだと往復6時間くらいで登れる。こっちから登ると楽だなぁ。


日本海側からのルートはもっと景観の変化に富んでるかも。

200824Mon_栗駒山

神室山から下山、雄勝で買い出しの後、露天風呂のあるとことん山キャンプ場で一泊。

翌朝、いつだかガスって登るのを断念した栗駒山へ。


須川温泉の駐車場から、山頂への最短ルートである自然観察路を辿ってみる。


一応山頂はチラホラ見えつつ... 


山頂の稜線に乗っかると、とても眺望が良くめちゃ気分がいい。


天馬尾根を復路に選んだ。振り返るたびに山頂方面の眺望がすばらしい。


つーことは、逆回りの方が多分良かったということだな。


反時計回りのがいいかも知んない。

200823Sun_神室山

鳥海山を望む秋田県・由利本荘市へやってきた。


2回分の出張の間の4日間、灼熱の東京に戻らず涼しいこの地でワーケーション。

法体の滝の広場は無料のキャンプ場

土曜は鳥海山に登ろうと思ったのだが、あいにくガスが濃くてやめた。

日曜日、少し移動して神室山(かむろやま)へ。


パノラマコースなる稜線を歩き、前神室山↑通過。


こちら↑が神室山。右肩に避難小屋が見える。


山頂にかわいい祠があるのだが、“登頂祈願”と書いてある。登頂してから祈願するのか?他の山の祈願なのか? …まあ別にいいけど。


低山だが ちょっと暑かった、という程度で済んだ。夕方はテンバで一枚羽織るくらい涼しい。

200815Sat-16Sun_尾瀬・小淵沢

とあるオンライン飲み会、「お風呂のある小屋に泊まりたいね~」という話題から2分で決まった尾瀬沼に詰め上げる小淵沢&長蔵小屋泊りプラン。

こんなにユルいのってアリかなぁ~と思いつつも募集したらすぐに個室定員4人集まる みたいな展開。


以前の記憶通り、明るく癒し系の沢。


沢山行初のメンバーもおり、まぁ楽しんでくれたら良かったかなと。



前泊&途中小屋泊、という記録的ノンビリ遡行で時間ありすぎ。

それゆえに、フェルト、ラバーのソールの感触を満喫しながらじっくりジックリ岩を踏んでゆく。



退屈しのぎに無理やり難しいヘツリに挑戦したりも…



初心者が居たのでロープは2回出したけど、フリー単独でもアリな感じ。

前回 登れずに敗退した最後の滝も水量が少ないのかフツーに登れた。

藪漕ぎも無く、さぁ~っと一般登山道(小淵沢田代)へ。この沢は“苦労”という言葉を知らない。


長蔵小屋で...

K食事担当大臣、ありがとう!

ながいこと、尾瀬沼に臨むテラスでまったりしておりました...



200818Tue_倉沢谷

猛暑日が続くとドップリ浸かる沢に行きたくなる。

奥多摩、水根か倉沢谷(本谷)は毎年行ってる気がする。


最初の滝。水量が多いと二段目で手こずる。


何となく暗いイメージを持っていたが、こうして見てみると明るくきれいな沢だ。


この沢は三回目だが、今年は水が多い気がした。



この滝↓は右から行くと簡単すぎるので、左か真ん中から行くと楽しい。





最後のこの滝↓だけは悔しいが登れず左壁から巻いた。


奥多摩駅10:15発のバスで行き、倉沢14:56のバスで帰るとちょうど良かった。

奥多摩駅のクラフトビール、早く復活しないかなぁ...

200809Sun-11Tue_木曽駒ケ岳・細尾沢

中央アルプス、木曽駒ケ岳へ突き上げる細尾沢(ほそおさわ)を遡行した。

①日目

早朝東京を出発し、中央道を利用し伊那ICで降り、コガラ登山口Pへ。見覚えがあると思った中央アルプス縦走時の下山口だった。

9:10 行動開始

登山道から逸れる沢へのアプローチルートに、“沢コース”なる道標。おお、何だか市民権を得た沢なのか⁇


細尾沢へのアプローチは正沢川を辿る。このパートは沢登りというより川歩きと言った趣。

10:25 入渓。水量は多いが、流されたりするところはない。



12:45 細尾沢出合の二俣到着。テンバ候補はここと、更に進んだビバーク地点。今回は余裕のある3日プランのため、快適性を重視し、こちらで幕営することに決定。


テンバは二俣下流の右岸および二俣の間にあるが、焚火リラックススペースが開けた前者を選択した。




メンバーの内、2人は自立ツェルト。俺はここ↓でタープを張った。以外に寒く、全員熟睡は難しかったようだ。良く考えたら標高1900m!


②日目 

7:15 行動開始


細尾沢からはもちろん沢登り。

7:45 すぐに現れる大滝は左岸側の隣の沢型から高巻く。難しくは無いが結構な高感度があり、初心者が居たらロープを出すべきだろう。


8:25 高巻きの沢型と大滝の間に現れるルンゼ上部をトラバースして本流に復帰、休憩。

その後もフリーでガンガン登れる小滝が続く。



9:05 ビバーク地点到着。4-5人用のテント一つ程度の広さでやや傾斜している。二俣から2時間弱ということになる。

やがて木曽駒ケ岳山頂を奥に臨むカスケード帯に突入。日本アルプスならではのスケールの大きい眺望に歓声を上げる。珍しく記念撮影したりしてしばし足を止める。



「登っちゃうのがもったいない」とはH隊員談。


振り返ると、60周年山行中央アルプス隊、最後の山となった茶臼山。


沢は予想より早く涸れ、ゴロゴロしたガレ場を詰める。沢の水が冷たかったので水源は雪渓かと思っていたのだが雪は全くない。



ここの詰め上げが難しい。浮石、動く岩だらけでホールドが何も信用できず、慎重に慎重を重ねてじわじわと登る。これちょっとおかしいだろうとGPSを見ると、避けなくてはならない予定であった頂上直下の崖の中にいることが判明。やっちまった…


今さら戻れないのでジワジワ登攀を継続し、最後は腰くらいまでのハイマツ帯を突破。山頂付近の人が見える。彼らはナニあの人たち… みたいな感じでこちらを見ている。こっぱずかしい心境だったが、まるで狙ったかのように寸分たがわず山頂に突き上げた。



木曽小屋の様子を見つつ、トラバースして頂上山荘のテンバへ。奥に宝剣岳が見える。


付近には北アルプスから持ってこられた(隊長情報)ライチョウがウヨウヨ。足に識別票をしており、ヒトに慣れているようだ。可愛らしい鳴き声にヘンにハマった隊長を横目にテンバ確保に急ぐ俺。


13:25 テンバ到着

小屋で受付を済ませ、ヤレヤレと宿泊準備をしていると、小屋での食事はコロナ影響下でできない、とのショッキングな情報が!!(HPで確認して100%アテにしていた我々は食料を持っていない)

ビール(500ml):800円を飲みつつ、併せて買ったカップラーメン(小):500円や、ワインハーフボトル:2000円を見つめながら、こんなハズじゃなかった… と一同の口は重い。
(しかもビンもカンも全て持ち帰り... 荷物増えるってどゆこと??)

昨夜、我々は寒くて余り睡眠を取っていない。今日更に1000m登り、計算では6.5℃低下する。ひもじく寒風に耐えなくてはならない状況下で、7合目避難小屋まで下らないかとの案が出されるが、議論のタイミングは少々遅すぎた。


甲斐駒や南八ッの夕景も俺たちの慰めにはならなかった…

③日目 悲しくも全く予想通りほとんど睡眠を取れない眠い目をこすりながら、

4:00 起床

5:00 行動開始。一晩中吹いて未だ止まない強風でバーナー使用ができず、食事も諦める。


5:30 玉ノ窪小屋で風裏に入り、さて改めて朝食だというタイミングで何故かバーナーの調子が悪く、湯が沸かない。隊長は屈辱の500円カップラーメン(小)を恨めしそうに睨んでいる。テンションは低いまま諦めが肝心、と下山を続ける。

朝、寒くて寒くて全て着込んだまま下山していたが、陽が当たると一気に暑くなりヒィヒィ言いながら脱衣する。さっきまで震えていたのに今は日影がありがたい。

8:00 7合目避難小屋着。とてもキレイで2階もあるし狭くはない。トイレもあり、一応飲用不可となっているが水もある… やはりコッチが正解だったか…?

その後は日影に入り、気温は最適。しかしやっぱり1500m強の下りっぱはナカナカ膝に応えた。

10:30 駐車場に無事帰還。

帰路、天神温泉 国民宿舎 清雲荘に立ち寄るもコロナ影響下で県民以外の入浴は禁止。

国道19号に出る交差点の左にある“水車家”さんでは、コシとボリュームのあるお蕎麦が頂けます。

【所要時間】 以下の通り。