スラウェシは常夏の島である。
常夏の国、というのは何となく無条件に憧れの対象になってしまう気がする。
そういや20代の頃、熱帯雨林やサバンナで半年以上暮した事があるが、上半身ハダカ・裸足の生活は最高だった。
トコナツ、というのはいかにもトロピカルな響きであるが、ココナツに似ている、というのも一因になってる気がしないでもない。
今俺のいるマカッサルは一応南半球なので、12月を迎え、これから更に暑くなってゆく、と思っていたが、考えてみるとこれはチガウことに気付いた。
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南半球では日本で言う冬至に向かって太陽が高くなってゆく、というのは、南回帰線以南限定のハナシであった。
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では南北の回帰線の間の低緯度地域では太陽高度はどう変化するか?
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例えば赤道直下であれば、冬至には太陽は南に23.4度傾き、夏至には北に23.4度傾く。そして、春分と秋分の時期に太陽が真上に来ることになる。
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つまり、海陸の熱容量や海流等を無視すると、日本で言う春と秋が最も暑くなる、ということになる。何だかちょっとヘンな感じである。
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と、まあそんな事とはオカマイ無しに、スラウェシのトコナツの日々はのんびりと過ぎてゆくのであった。海に沈む夕陽が造る黄昏時は、かつての金曜ロードショーのテーマ曲、
Friday Night Fantasyを彷彿とさせてくれるのである。
読んでて愉しい
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