ミャンマーはビルマ。

初めての国に赴くとき、先行イメージの大部分がかつて観た映画、ということは良くある。しかも喜ばしくないことに何故か戦争映画が多い。
シリア : アラビアのロレンス
ベトナム : ディアハンタープラトゥーン他多数
カンボジア : キリングフィールド
ロシア : 二百三高地、坂の上の雲

例にもれず、今年8-9月に初めてやって来た(今回は2回目)ここミャンマーも、知っていたのはほぼ『ビルマの竪琴』だけ。

この度数十年ぶりにこの映画を見直してみた。映像の力というものは恐ろしいもので、いくつものシーンがかなり正確に記憶に残っていた。

隊から逸れ、僧に扮して彷徨う水島上等兵

“ 私は、ビルマの山河に散らばっている同朋の屍を残して帰ることができなくなったのです。

井上隊が歌う「荒城の月」に、水島は思わず竪琴を弾く

“ 皆様に頂いたインコが、時々私の肩の上で、「おおぃ水島、一緒に日本に帰ろう」と叫びます。
その度に私は、はっと致します・・・ ”


“ 私は、帰る訳にはいかないのです。

私は、幾十万の若き同朋の、今は無き霊の久安の地を作るために残ります。


東洋太平洋の多くの国ともそうであるように、日本はミャンマーと戦争という形で深く関わっていたのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿