131027Sun_百蔵山と岩殿山


今週末イラクに向かうN氏への冥途の土産に、登山を計画した。が、なかなか行先が決められない。最近ネタ切れ気味である。

しかし高尾・陣馬の地図を見ていると、中央線で少し行けば知らない山がたくさんあることに気づいた。しかも大月の周辺には富嶽十二景なる12座がある。富士の眺めが良いのだろうか。

と、言うわけでここいらの山に行くことにして検討していると、大月駅のすぐそばに岩殿(いわどの)山がある。どっかで聞いたことがあるな、と記憶をたどると、Ameyamiさんのブログで知った山だった。

あまり時間がかからなそうだから、ついでに隣の百蔵(ももくら)山も登ることにした。

猿橋駅から見える岩殿山(左)と百蔵山(右)

JR猿橋駅から一歩出ると、地面に小さな梨が落ちている。見上げると鈴なりの梨、さすがは山梨県である。


百蔵山への途中まではバスがあるので利用。それからしばらくは舗装路でアプローチ。


先日の御前山もいい天気だったが、この日も絶好の登山日和、眩しい光と清々しい涼風に包まれながら歩く。

東の尾根は急登デス!

色づき始めた草木が美しい。

赤いのはまだウルシだけ

百蔵山は一応1000mあり、頂上付近は高原の雰囲気そのまま。


東尾根は人気がないらしく登山者にはほとんど会わなかったが、頂上には結構な人が。


それもそのハズ、富士山を見ながらのおべんとはサイコーです!

正しい山登りの姿、という感じがする

我々は昼食にはまだ早かったのでおやつだけで撤収。

頂上に咲いていたリンドウ、秋ですなぁ

次は岩殿山に向かうため西の尾根から下りたかったが、ヤブっぽかったので南に下りる。なるほど人気の南尾根、なだらかでとても歩きやすい。

アプローチさえできれば良いMTBコースになるはず

さて、次に向かうは岩殿山。


道路の各所に山への道標、結構人気の山なんだなぁ。途中、草木の実に季節を感じる。

秋ですなぁ

岩殿山に東からアプローチすると階段でズカズカ登り、アッサリと頂上部へ。この山は何故か“最高地点”と“頂上”が異なる。最高地点はスカイツリーと同じ634m。電波塔があるだけでつまらない。

ここからなだらかに“下って”山頂へ

天高く・・ 秋ですなぁ。


頂上には結構な人。あったかすずしく、飯を食ったらまったり眠くなる。昼寝している人もいた。


頂上からの眺め、大月駅と富士山。


眠気を醒まし、西進する。

鎖場もありマス

振り返ると左に百蔵山、右に岩殿山。まん中は権現山の南の扇山かなぁ。


終盤のハイライトは稚児落とし。我々は名のあるところと気付かず通り過ぎ、後でわかった。


後は下って大月駅へ。ちょうど良く来た各駅停車のボックス席に座れたのでビールを飲みながらのんびり帰ることができた。


【行程】
JR猿橋駅 9.00 -(bus)- 9.10 - 11時前 山頂 - 12時前 下山 - 12.20 岩殿山登山口 - 13.00 山頂 - 15.30 大月駅

131026Sat_残堀川ラン


今週末もまた台風の影響を受けたが、土曜の午後、雨が上がったので出かけてみた。

先週に引き続き、狭山池に来てしまった。残堀川を辿ってみようと思ったのだ。


狭山池からの流出河川、残堀川はここから始まる。


はじめ、住宅地の中を流れてゆく。


ところどころ、公園や遊歩道になっていて走りやすかったり、道路横断がめんどくさかったり。


イオンむさし村山の交差点からは、


恐ろしいほど真っ直ぐになる。ここは明らさまに人工的である。


ときどき距離表示があるのだが、途中有料の昭和記念公園があるので参考にできる人はあんましいないと思う。


武蔵砂川駅付近で西武線をまたぐ。てか逆に立川市砂川町は残堀川の別名の“砂川”から名付けられたようだ。


その後、玉川上水が残堀川の下をサイフォンでくぐる。


雨水排水路の特色の強い残堀川を大きく残し、羽村堰で調整できる玉川上水をくぐらせたのだと思う。昔は普通に玉川上水に合流していたようだが、水質悪化で多摩川に放流させることにしたらしい。


 つまり、この下流は100%人工河川という訳だ。この先すぐに、昭和記念公園へと入ってゆく。


遂次報告している銀杏並木の色付きもまだ。この橋の下を残堀川が流れる。


公園を出ると、何ともつまらない排水路に。


しかし奥多摩街道の河岸段丘を下りると、桜並木の緑道付きに。


新奥多摩街道をくぐると、河口はもう間近。


狭山池から約14km、モノレールをくぐり、ついに多摩川に合流!


【行程】狭山池~多摩川 (14.3km)、~立川駅 (1.4km)、計約16km、所要2時間

131019Sat_境・狭山湖・みずのみち


サイクリングロードというものは実際にチャリで走っても退屈な事が多い。しかし大抵の場合、車道と隔離されていて信号も少なく静かだから、散歩やジョギングにはもってこいである。

なかでも気に入った道には二度三度と行きたくなる。そんな道の一つに多摩湖自転車道がある。

JR三鷹駅の北口から玉川上水を遡ると右手に広大な敷地が見えてくる。境浄水場である。この浄水場では緩速濾過という昔ながらの方法が採用されている。緩速濾過は、薬品を使わず微生物の働きでおいしい水をつくる優れた濾過方法であるが、土地面積が大きくなるため今では珍しくなってきている。


この境浄水場の水源は狭山湖・多摩湖であり、両者をつなぐ送水管が大正時代に作られた。現在はその地表部が自転車道として整備されている。


この道の特徴はとにかく真っ直ぐ、ということであり、10km余りの道程が基本的にひたすら直線的である。


そしてまたこの道のエライところは、駅前だろうが大通りだろうがブッちぎりで進むことである。

花小金井駅のロータリー入り口を突っ切る

府中街道は上から跨ぐ

踏み切りは一か所だけ

そして周囲も公園や線路、商店街など、変化に富んで飽きが来ない。

西武線萩山駅の裏を走る

花小金井・光が丘商店街

居酒屋が隣接するところも

そんなこんなを10km進むと多摩湖に着く。


多摩湖からさらに狭山湖へ。


多摩湖と違い、狭山湖の周遊路はダートになる。


さらに西進すると狭山丘陵の端っこに出て、瑞穂町を見下ろす。


街に下りてすぐ残堀川を横切った。この川は下流で玉川上水と立体交差し、昭和記念公園を貫いて多摩川に注ぐ、立川周辺住民にはなじみの川である。そういえばこの川の水源はこの近くだったな、と思い、上流を辿ってみた。

ここから残堀川が始まる

狭山池からJR箱根ヶ崎まで行ってジョギング終了。28kmを4時間以上かけてゆっくり走った。おっと体重量るの忘れたけど少しは減ってくれただろおなぁ。