サイクリングロードというものは実際にチャリで走っても退屈な事が多い。しかし大抵の場合、車道と隔離されていて信号も少なく静かだから、散歩やジョギングにはもってこいである。
なかでも気に入った道には二度三度と行きたくなる。そんな道の一つに多摩湖自転車道がある。
JR三鷹駅の北口から玉川上水を遡ると右手に広大な敷地が見えてくる。境浄水場である。この浄水場では緩速濾過という昔ながらの方法が採用されている。緩速濾過は、薬品を使わず微生物の働きでおいしい水をつくる優れた濾過方法であるが、土地面積が大きくなるため今では珍しくなってきている。
この境浄水場の水源は狭山湖・多摩湖であり、両者をつなぐ送水管が大正時代に作られた。現在はその地表部が自転車道として整備されている。
この道の特徴はとにかく真っ直ぐ、ということであり、10km余りの道程が基本的にひたすら直線的である。
そしてまたこの道のエライところは、駅前だろうが大通りだろうがブッちぎりで進むことである。
花小金井駅のロータリー入り口を突っ切る
府中街道は上から跨ぐ
踏み切りは一か所だけ
そして周囲も公園や線路、商店街など、変化に富んで飽きが来ない。
西武線萩山駅の裏を走る
花小金井・光が丘商店街
居酒屋が隣接するところも
そんなこんなを10km進むと多摩湖に着く。
多摩湖と違い、狭山湖の周遊路はダートになる。
さらに西進すると狭山丘陵の端っこに出て、瑞穂町を見下ろす。
街に下りてすぐ残堀川を横切った。この川は下流で玉川上水と立体交差し、昭和記念公園を貫いて多摩川に注ぐ、立川周辺住民にはなじみの川である。そういえばこの川の水源はこの近くだったな、と思い、上流を辿ってみた。
ここから残堀川が始まる
狭山池からJR箱根ヶ崎まで行ってジョギング終了。28kmを4時間以上かけてゆっくり走った。おっと体重量るの忘れたけど少しは減ってくれただろおなぁ。