ER-2 Schwarzwald to Strasbourg (Upper Rhein)

スイス・バーゼルを後にし、


“本格的に”ドイツに入る。と言っても検問など無い。街の様子が変わってそれと気付く。街道沿いに商業看板が目につくようになる。

ラインは相変わらずゆったりと流れているが、俺はここで東に逸れた。


学生の時から見聞きしていたSchwarzwald “黒い森”を歩きたかったからだ。

森のほとり、とある小さな村のキャンプ場に泊まって翌朝森を歩いてみる。


確かに晴天でも薄暗い、“黒い森”と言われるのも頷ける。


黒く見えるのはこのツガ?トウヒ?のためなのだろうか…


小高い丘に登った。手前の“黒い森”から、平原の向こうにアルザス−ロレーヌ地方の丘陵を望む。ライン左岸のこの地域はドイツとフランスが長年奪い合ってきた土地だ。


もう少しSchwarzwald を歩こう。タバコ畑 (↑たぶん) やブドウ畑を縫うようにポタリング、ちょっと大きな街 Freiburg へ。



この日は気温38度… カラっとしているから日本のように気持ち悪くはないが、暑いはアツイ。

後で聞いたがこの地方は暑い夏が有名らしい。「だからワインがうまい」のだそうだ。

街中も走りやすい

とりあえず、市街から数kmのキャンプ場へ。


ハイシーズン、しかも人気の街の近くのキャンプ場は混む。レセプションで前の2組が予約がないことを理由に断られていた。

“I also, don't have a reservation...”
“Ohoo... sounds like we have a trouble...  ”
“However, I need space for just a little tent only for one person ”
“Let me see if we still have…”

のようなやり取りがあった。こういうのは結構経験したが、これまで結局のところ断られたことはない。
とあるキャンプ場の貼り紙には「もうキャンプスペースはありません (自転車旅行の小さいテントの人は例外)」と書いてあった。こう言うところにもサイクリストへの認知度が窺える。


翌朝、森を歩く。低い所は鬱蒼としているのだが、高度が上がると雰囲気が変わる。… 奥多摩に似てる?

やっぱMTB おるし。

そういう目で見始めると奥多摩や高尾にしか見えなくなり、異国情緒気分は薄れ、テンションは急降下。逆に相違点を探すようになってしまう。


あ、ブラックベリーは奥多摩には無いぞ!! とか(-_-;)

午後は街を散策した。


街並み、聖堂が美しい。


街は、サイズが重要だと思った。大き過ぎず、ある程度便利だとちょうどいい。

その後、やはり暑いのでビアガーデン(Biergarten)へ。


気に入ったフライブルクにはもう一泊、翌朝も森を散策。


MTB 専用コースもあった。


さて移動だが、次のキャンプ場の位置が中途半端なのでバス移動で調整することに。午後イチの便でライン川対岸、ストラスブールへ。フランスに入るので、一応乗車前にパスポートチェックがあった。


カエサルの(ローマ)時代から、ビスマルク、ヒトラーの時代まで幾度と割譲を繰り返し今はフランスとなっている街だが、やっぱドイツっぽい木組みと漆喰の奥屋が残っている。




あと、ストラスブール大聖堂。

相変わらずどんな聖堂も凄いのだが、


ここは天文時計が圧巻!

暗くなるのは21時半ころ。街の人たちは気候のいい夏を遅くまで楽しんでいた。


ER-1 Bodensee to Basel (High-Rhein)

チューリッヒに2泊の後、Bodensee(湖)のほとり、Konstanz へ列車で移動、少々の間ドイツに入る。


この流出河川はライン川である。

ラインは6パートに区分され、上流からAlps-, High-, Upper-, Middle-, Lower-, Delta-Rhein とされている。この区間はHigh-Rheinだ。


ここから(ちゃんと行けば)1,100kmあまりでロッテルダムの河口まで到達できるようだ


川というものは大抵、上流の方が風光明媚で変化が多く楽しいものだ。序盤はのんびり時間をかけて進もうと思う。


この自転車専用道は、田園や森林を抜け、村に入り、丘を越えてのびていく。


小さな町では自転車道の区別が無くなるから、チャリを降りて押して通過… てか眺めたいものが多くてむしろゆっくり通りたい。


High-Rhein ではスイスとドイツを縫うように進む。ここはスイスのようだ。



スイスでは村に入る度に給水できるので、2016年に来た時を含め、今まで水は買ったことがない。


気持ちのいい道が続く。車との接近がほとんど無いのがいい。


ライン川の水も街並もきれいだ。気温も30度弱でちょうどいい。


初日のキャンプ場到着。


水辺で。ビール&ワインでぼ~っとするのが至福。他に何も要らない時間。


翌朝、夕べ話したフランス人男性と。彼はフランスから黒海までの4000キロの旅の途中だ。このツワモノからヨーロッパでのチャリ旅心得を色々教わった。



ライン随一の滝通過。ここら辺はアップダウンが多く、


登りで一緒にチャリを押していたスイス人男性と話し始めた。


何とワンコを連れている。
俺と同じくライン川沿いをロッテルダムまで行くという。こりゃ長い付き合いになるかもな、と思ったがその内にはぐれ、その後会っていない。


次のキャンプ場がちょっと遠く、早々にチェックイン(2日目)。ハウスビールはピルスナーだ。


なかなか気温が下がらないので、水浴びしながら過ごす。後で知ったが南ドイツ辺りは17時頃に最高気温に到達するようだ。


3日目、朝の涼風が心地よい。


森林や農地などを抜けるときはダートもあるが、ほぼフラットでミニベロでもスムーズに乗れる。


標識がしっかりしているので、地図をこまめにチェックしなくともどんどん進める。


Laufenburgという街を通過した。


ここはユニークで、ライン川を挟んで北側(左手)がドイツで南側がスイスである。街の名前は同じ。


次に現れたBad Sackingenには木造屋根付きの橋がかかっており、これを渡ってスイス側に戻った。



屋根付きはここだけじゃなくて他にも見かけた。クルマが通っている橋もあった。


真面目に走らず昼過ぎにはキャンプ場入り(3泊目)してしまうから、暑い!ここでも何度か川に入ってクールダウンしながら夕暮れを待つ。


となりの家族がイスを貸してくれた。年配の人は英語は苦手そうだが親切。なんだか逆にウレシい。


眺める景色がワインを旨くしてくれる。蚊が居ないから無防備でリラックスできる。


4日目、バーゼル(スイス)へ。おもちゃ博物館に行こうと思ってたのだが到着時間が早すぎ、開館まで待てなかったので断念。スイスは最後になるので小銭を使いきって通過した。