書きも書いたり300稿


このブログの管理画面で分かるのだが、この稿で300回目になるらしい。
(以前カウント機能は無かった。)

誰に頼まれたわけでもないのに、よくもこんな愚にもつかないモノをそんなに書き続けたものだ。


最初の記事は2008年9月の北アルプス山行で、それから5年半。その間にシリアにいた期間はアメリカ系のGoogleは使えなかったから、まあ5年で300回。1年に60回、週に1回強、まあそんなもんかなと思う。

そもそも、文章というモノは書くのを苦痛に感じるのが普通ではないのだろうか。少なくとも俺はそうだった。

それが、文章(だけじゃないけどレポート)を成果品にするビジネスに長くいて、俺自身が変わったのかもしれない。

特に業務の中心が英語になってからは、母国語で自由気ままに書き散らす事ができるブログは、息抜きであり時には楽しみですらあった。

例えばインドにいたときなんて日本語を使う機会が無かったから、駄文を書きなぐって快感を得ていた。


このブログを始めて、しばらく誰にも教えなかった。そもそも単なる日記みたいなものだし、タイトルも無かった。今でも積極的に人に教えてないし、検索エンジンにも登録していない(ググると何故か出るけど)。


以前、山や海外で写真を撮って、限られた人たちにメールで送っていた。でも一方的に送りつけられるのもイヤだろうと思い、ブログを公開していちいちケアする面倒から逃れようと思った。


ひとりMTBでトレイルを下っていたとき、登山にも共通する”里山トレイル”をテーマにブログのタイトルを決めようと思った。

和風に表現すると何だ?と思い、適訳だとは言わないが、自分のファーストネームにも引っ掛けたつもりで“里山小路”にした。


誰一人見てくれなくても多分俺は記録を付け続けると思う。でも何故か読んでもらえると嬉しいから不思議なものだ。