カミーノ・デ・サンティアゴ、Santiago de Compsotela への道、はカトリックの巡礼路で、感覚的には日本の熊野や伊勢への旅路に近い。俺が2019年に歩いたのは、下図、黄緑色の「フランス人の道」だった。今回は、赤の「ポルトガルの道」を だいぶ端折って途中のPorto から歩いてみた。
何だか相変わらず天気は良い。というか暑い。
最初のアルベルゲは気持ちの良いところで、
Porto で試す予定であったにもかかわらず、ラグビーに夢中ですっかり忘れていた“Porto wine” を飲まないか?と、提供してくれた。
前評判の通り甘いが、割と渋み、深みがあり、思ったより美味しかった。
明るいのでうっかりしそうになりながら、レストランが閉まる前に街へ。
“Pilgrim menu” は、巡礼者用の格安定食メニュー。まあ多分誰でも食えるんだろうけど、Camino沿いでは大抵の街で見かける。
郊外に進むにつれ、やはり景色は良くなる。
俺は歩くのが好きで、車と並走しない、風景の良い道が好きだ。
この日は城壁が印象的な街に投宿、飛込でも大抵泊めてもらえる。たったの8€だ。
レストランか、バルで食べてもいいし、もしスーパーマーケットがあるような大きな町なら、地元の人のように買って料理してもいい。
ポルトガルははやり、魚が安い。
AMは歩き、PM仕事という日々。
ポルトガルの、マヌエル様式というのだろうか、ゴシックのような禍々しい感じが嫌いな俺には落ち着いて見てられる。
ところで、「ポルトガルの道」には内陸の“伝統的な道”と、“海岸沿いの道”がある。当初前者を歩き始めたのだが、とある場所で柿をもらい、石垣に座って食べていると駅らしきものが見える。
調べて見ると、海の方に走って行くらしい。正直そっちも見てみたい。
5分で判断し、10分後の列車に乗った。
時間はたっぷりあるので、丘の上の景色良さげな宿へ。
翌日から、“海岸沿いの道”を歩く。
大西洋を再び見た途端、急激にポルトガルに居ることを肌で感じる。
そう、俺は今、ヨーロッパの西端を歩いている。
一日歩いて”Caminha”へ。この道ではここがポルトガル最後の街だ。北上しているからね。
陽の沈む向こう岸は、スペイン。
0 件のコメント:
コメントを投稿