231020-_Camino-3- Via de la Plata

セビーリャへ来たのはそもそもフラメンコを観るためでも、理髪店に行くためでもない。カミノを歩くためだ。セビーリャからは“Via de la Plata(銀の道)”が伸びている。

一方、最終地バルセロナへのフライトまで4日しかない。


なのに初日にとうとう雨に降られてしまい、1日目の行程はバスで飛ばし、Guillena泊。気を取り直して2日目から歩く。


雨上がりの土の道はドロドロで、足が重い (-_-;)


ま、すぐに乾いた道に出て、順調に歩を進める。



2泊目は、Castilblanco de los Arroyos。ここでイングランドから来たJamesと同宿になり、RWCを観ようと画策したが、ムリだった。


3日目の朝。陽が出るまでは結構寒い。


なんか、グルル、グルルと音がする。自分の腹が鳴っているのかと思ったらブタだった。


いわゆるイベリコ豚だ。そういやスペインで「ウマい!」と強烈な思い出になっているのはやっぱりハムだ。ベジョータのような高級品でなくても、しっかり熟成したものは芳香でうっとりするほどうまい。


この木が優れモノで、皮はコルクとなり、実はブタが食べるドングリとなる。

「美味しくなれよ」、と念じつつ先へ進むと、自然保護区に突入。


高台から下ってゆく。はるか向こうに山並みが見えた。明日あたりアレを越えるのだろうか...


日中は暑い。延々と歩いていると丘に上がった。アレ?朝に見た山並みを越えてしまうようだ。


乗越からは、アンダルシアらしい白い街が。今日の宿泊地、Almadén de la Plataだ。


居心地の良いアルベルゲ。


くつろいでいるとJamesが来て、一緒にメシを食いに行った。


その後も飲み歩きたかったが、作業があって行けなかった。


4日目も眺めの良い国立公園を歩き、El Real de la Jaraへ下る。Jamesもすぐに追いついてきた。



この日の目的地はまだまだ先の Monesterio なのだが、午後から強雨の予報。どのみち最終日なので、メインロードのある Santa Olalla del Cala へ別のトレイルを使ってショートカット。真面目にMonesterioに向かうJamesに別れを告げる。


くるぶしまで浸かる大雨の中、バスでセビーリャに戻った。

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