南アルプスの最北端、鳳凰三山に行くことにした。3連休で時間があるので、北沢峠から早川尾根を経由する少々長めのルートにした。
韮崎の天気予報は曇りときどき晴れ、とビミョ~な感じ。山は雨かもなぁ、と悩みながらもとりあえず1日目は移動してみる。
当然スタート地点の北沢峠でテン泊するのが理想だが、嫌~な予感がしたので途中の広河原で寝ることにした。文字通り広い河原のキャンプ場は意外と空いていた。
翌朝、バスで北沢峠へ。キャンプ場は予想通りの混雑。やっぱ広河原で正解だったようだ。これは3連休2日目の朝だが、後で会った人に聞くと“初日の早朝”から既に余分なスペースは無かったらしい。(伊那方面からのバスの方が若干早く着くため)
ともかくヨカったヨカったと最初の目標、栗沢山を目指して登る。
左に甲斐駒ケ岳、
右に仙丈ケ岳を見ながらの爽快な登り。
栗沢山から早川尾根に出ると、目標の鳳凰三山の一つ、地蔵岳(左奥)が見えた。 ・・遠い。
更に進んでゆくと尾根の北側に、みずがき山~金峰山~甲武信ヶ岳が、
正面には富士が、
南側なのに“北”岳が。
地形図もロクに確認せず、何となく平和な尾根歩きを想像していたが、けっこうなアップダウン・・
それでもきれいでかわいい草木に癒されながら進んでゆく。
早川尾根と鳳凰山の間に位置する“高嶺”から振り返ると・・ やっぱスゴいアップダウンだったんじゃん。(´ε`;)
進行方向に向き直ると地蔵岳、
さらに観音ヶ岳、奥に薬師ヶ岳の鳳凰三山が待ち受けている。
先ずは、地蔵岳。ちょっと時間が押しているのでオベリスク(地蔵仏)はパス。この特徴のある岩はJR中央線の車窓から確認したこともある。また中央道の双葉パーキングからも見える。
お次は観音ヶ岳、ここから先は今まで登った事がない。
早川“スパルタ”尾根から来ると、鳳凰三山の起伏なんて何でもない。
あっと言う間に3つ目の薬師ヶ岳。念願の三山登頂!
そのまま下って南御室(みなみおむろ)小屋キャンプ場へ。3連休中日だけあって混雑している。
でも北沢峠ほどでなく、隅っこに行けば快適カイテキ。(お隣さんはトルコ人でした)
3日目、明け方降ったワリに結構いい天気。涼しい高原を散歩している気分。富士に向って歩いてゆく。
甲府から南アルプスへの玄関口、夜叉神峠。白峰三山(左から農鳥岳、間ノ岳、北岳)の眺望がスバラしい。この3日間で北岳山頂が顔を見せたのはこの日だけだった。
実はこの3日、けっこう雨は降った。けどカッパを着たのは20分だけ。行動中、登りは日が隠れて涼風爽やか、下りになると晴れてくる、という都合の良い天気に恵まれ、降ったのは主に夜だった。
最後はモノ凄く平和な感じで夜叉神峠登山口バス停へ(お風呂も入れマス ¥600)。
【行程】
1日目;甲府駅発広河原行き最終バス(13時発)→15時某 広河原(北沢峠への接続あり)
2日目;広河原 7時半(バス)→北沢峠 8時→17時 南御室小屋 (ホントは6.50発だけど混雑で遅れた)
3日目;南御室小屋 7時→10時 夜叉神峠登山口BS 11時→12時某 JR甲府駅 (一本待ったら特急指定で座って帰れた)