ER-II-3 Lake District to Copenhagen

 8/28、残り9日。ベルリンを発ち、再びペダルを踏む。気持ちよく晴れた空の下、こんな遠くまで来た理由を思い出す。そう、これよコレ...。

ライン川沿いはサイクリストが多すぎたからあまりなかったが、ここでは人々の挨拶が嬉しい。ヨーロッパの田舎はいい。そういえば2016年以来、ヨーロッパ訪問ではどこも山間部だったから、挨拶するのが当たり前だった。今回は人が多いところを旅していてちょっと忘れていた。


ベルリンからの北上ルートはどうしようかと考えたとき、"Radfernweg (Rong cycle route) Berlin - Kopenhagen" というのがあることを知った。俺のためにあるようなルートではないか。


ブランデンブルク北部からメクレンブルクにかけては湖沼地帯となっており、大小様々な湖や川に沿って走ることになる。

キャンプ場でシャワーの後、水辺で憩うのは最高。唸るほどビールがうまい...

とあるキャンプ場では再び "The 1st Japanese" として歓迎され、夕方の釣りクルーズ船に乗せてくれた。スタッフの一人は日本のラーメンが大好きだという。

やはりドイツ人、ビールを飲みながら

釣果は無かったがホロ酔いで眺める景色は素晴らしかった

ライド中の景色も楽しい。北海道と似ているような違うような...。


CPHまで600km、道はまだまだ続く

Waren(ヴァーレン)到着。


ここも美しい湖畔沿いに佇む街だ。



居心地よく、連泊してしまった。



そういえばベルリンで降った雨が最後になった。気温18-26℃くらいの超快適な日々が続く。大抵朝は快晴で、午後から雲が出てくる。



ドイツのサイクリング&キャンプは最後まで良かった。


9/2、帰国まで残り4日、バルト海を渡るフェリーに乗船。そんな小さなバイクで何キロ走れるんだ?などと声を掛けられる。ヨーロッパではミニベロは珍しい。街中でも余り見かけない。


3週間を過ごしたドイツを後にする。


2時間後、デンマーク上陸。


煉瓦ゴシック様式の教会が特徴的だ。



ドイツの湖沼地帯とは逆に、バルト海に浮かぶ島々を渡っていくことになる。



空はもう秋っぽい。


ドイツ湖沼地帯では朝露でテントが濡れたが、デンマークに渡るとカラっとしていて再びフライが要らなくなった。


とあるキャンプ場ではスウェーデンやフィンランドで見かけたシェルターがあり、懐かしくて使ってみた。


窓枠からの眺めがシネマスコープのようだ。


夕方は涼しく、長袖フリースを着ていた。


最後のキャンプ場を出発したとき、湾を隔てたはるか向こうにコペンハーゲンのスカイラインが小さく見えた。あんな遠くに半日で行けるのか?


それでもペダルを踏むこと4時間、60km。コペンハーゲン到着。


伝統建築の市庁舎や城、


要塞跡、


街並みなどを眺めながら、


この旅、最後の風景を記憶に収めた。


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