今回、9日間に渡る山行で、南の光岳から北の甲斐駒まで縦走した。
地図を見てみると、ルートが本当に“縦”に走っている。
今回の宿泊は全てテントで、食料は10日分+非常食・補給食を持参した。
学生以来、初のテント縦走は2009年9月、今回の後半にルートの大半が重複した北部の山行だった。このとき、重い荷物に慣れていなくてかなりキツく感じたのを憶えている。
それを機に何度かやるようになって、重装備がさほど苦にならなくなった。慣れることの大切さを学んだ。
ただ、これまでは長くても3泊程度の山行で、それ以上は未知の世界だったので今回トライしてみた。
結果、前半・後半を問わず、コースタイムよりやや短い時間で歩く事ができた。前後半でスピードが変わらなかったのは、荷物が少しずつ軽くなるにつれて、少しずつ疲労していって相殺したからだろうと思っている。
行動時間は、コースタイム(山と高原地図)で12-13時間の行程を10-11時間くらいで歩くのがちょうど良かった。
装備は通常装備に加え、重装備のためダブルストックを使用した。
服装は行動中はほとんど半袖Tシャツで時々アームウォーマーを使った。夜は薄手のダウンジャケットを羽織った。ダウンでは暑すぎるときはフリースが便利だったがそれだけのために持ってきたのは贅沢な気もした。
寝袋はモンベルの#3で寒く感じることは無かった。標高の低いところではむしろ暑かった。
コースとしては、聖岳~塩見岳の間が、山は豪快だし登山者もツワモノが多く楽しかった。
【行程】
畑灘第一ダム - 茶臼小屋(泊)- 茶臼岳 - 易老岳 - 光岳 - 易老岳 - 茶臼岳 - 茶臼小屋(泊)- 上河内岳 - 聖岳 - 兎岳 - 小兎岳 - 中盛丸山 - 百間洞山の家(泊)- 赤石岳 - 荒川岳(中岳 - 悪沢岳 - 中岳 - 前岳)- 高山裏非難小屋(泊)- 小河内岳 - 三伏峠 - 塩見岳 - テン場(泊)- 北荒川岳 - 熊の平小屋 - 農鳥小屋 - 農鳥岳 - 農鳥小屋(泊)- 間ノ岳 - 北岳 - 両俣小屋(泊)- 仙丈ヶ岳 - 北沢駒仙小屋(泊)- 甲斐駒ヶ岳 - 横手登山口
(太字は深田百名山)