Binh Duong_Vietnam-4_学ぶ、ベトナミーズ。
あるカフェで。
1回目に行ったとき、まずメニューと箸と取り皿がテーブルに置かれた。メニューを見ずに店員の服に描かれたビールの銘柄を指差した。そのビールとグラスが出てきた。
2回目、店員は箸と取り皿をテーブルに置いて注文を聞いた。看板に描かれたビールの銘柄を指差した。そのビールとグラスが出てきた。
3回目、店員は何も持たずに注文を聞きに来た。「Saigon Special」を注文した。「Saigon Special」とグラスが出てきた。グラスは1回目しか使わなかった。
こういうことは、一般的な途上国では通常ありえない。「こうしたら良くなる」「あれが必要だ」「これは邪魔だ」など、フツー考えない。自ら工夫など絶対しない。
この国は若く(平均年齢は24-27才と言われる。日本は45才くらい)、学習する。いまに飛躍的に成長するに違いない。
Binh Duong-3_Mekong in VN
メコン川を見に行った。ビンズンから一度ホーチミンシティーに出て、車で2時間弱移動、河川沿いの町、ミトーに行けばいくらでもメコンを巡る船が出ている。
メコン川、言わずと知れた東南アジアを代表する世界第10位の大規模国際河川。チベット高原に源流を発し、中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアを経て最終的にベトナムを通り南シナ海に抜ける。
ともかく、ラオスで毎日のように眺めたあの川の下流がどうなっているのか、見ずにはいられない。
ミトーから、小さな船でメコンを渡ってみる。
中洲の島に寄る、ミルクフルーツ↓、ドリアン↓、ドリアンに似た(臭くない、味もフルーティなジャックフルーツ(右の写真)などが豊富に収穫されている。
島の中を移動するには、手漕ぎ船が便利。
メコンデルタ。大河川の河口という、水が無いわけがない地域。それでも水の恩恵が形を変えて見られる、そんな暑い暑い12月某日であった。
Binh Duong_Vietnam-2_年がら年中ビアガーデン
ベトナム南部は、暑い。
ただ暑いときは暑いが、すげー暑くてやんなっちゃうよ~、というほど暑くもない。
確かに雨季は蒸し暑いが、雨が多いから暑さは相殺されるし、大抵の人が想像するより悪くない。雨季の方が好き、という人も居る。
乾季はカラっとしているから、例えば昼飯を食いに外をぶらついても、ゆっくり歩いている分には特に汗は出てこない。日陰でコーヒーなど飲んでいるときなど、すこぶる快適である。
夕方。毎日と言うワケには行かないが、週末くらいはやはり外の風に吹かれてのんびりしたい。
前にも書いたが、ベトナム南部の人は外が好きである。メシもお茶も酒(だいたいビール)の時も、開放的な空間を好む。だからそういう店がいっぱいある。選べるほどある。
犬もいっぱいゴロゴロしている
俺はだいたい、いつもバティック(インドネシア版アロハシャツ)とサンダルというユルい格好で出歩く。浴衣で近所の夏祭りに出かける気分に似て、リラックスしながらちょっとウキウキする。
一人の時は読書することが多い。1時間ちょい、ビール3本くらいで、も いっか となる。小瓶一本40-50円くらいだから、200円も払ったことは無いと思う。
ベトナムに日本の快適さは無いが、日本にもベトナムの快適さはなかなか無い。
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