3日目の朝、新宮から那智へ鉄道で移動、さらにバスで那智山へ向う。
古道の象徴的存在になっている大門坂を経て、那智大社へ。
裏手の山から、大雲取越(おおぐもとりごえ)・小雲取越(こぐもとりごえ)を経て、本宮大社へ至る長い順礼道が始まる。
《大雲取越》
三方を海に囲まれた紀伊半島、西方には四国を望む。
この日、気温はずっと氷点下、風も強く体感気温は恐らく-7~8℃位だったと思う。
大雲取越の後半、“小口”という集落に続く道のコケは誘導灯のように淡く浮かび上がっていた。
小口に下山し、大晦日の一夜を過ごす。