130727Sat_レース感覚 B&R


トライアスロンの練習とはどういうものかと言うと、スイム・バイク・ランをそれぞれやるのがまあスタンダードなのだが、バイク&ランというのも良くやる。

タチトラ(リンク→)では毎週土曜に昭和記念公園あたりでやっている。これはわりかし軽い練習で、バイク 30-40km、ラン 5-7km くらいで昼には終えている。

トライアスロンのシーズンは今が真っ盛り。ひいては練習もちょっとエキサイトしてここ3週間のバイク&ランは払沢の滝を基点として、バイク 70km、ラン 12km をやっている。

たまにはマジメに練習しようと参加してみた。


バイクは片道7kmを5往復、ランは片道6kmを1往復する。

ふつうの練習ではバイクをみんなで終え、ランも全員で始め、終わる。

しかしこの練習では、バイクを終えた順からランを始める。だからバイクの終わりのほうで、既にランニングに入った速い人とすれ違う。このちょっとアセる感じは結構レースで味わうものだ。

いつもよか運動負荷が高くなったので秋川に入って筋肉を冷やした。この直後アイシングも何かレースっぽい。

練習もちょっとやり方変えるとレース感覚にできるんだなぁ。

130721Sun_金時山 - 明神ヶ岳 - 明星ヶ岳


富士山から下山した翌日、金時山から続く稜線を辿りつつ、MTBコースを開拓に行ってみた。

チェックしたいルートは、先のMTBイベントで湯河原からの帰りの車中から眺め、T師匠と「何と優雅で滑らかなスロープだろう」とオヤジ二人で“うっとり”した尾根だ。

その後、地形図で確認してもMTBコースとして期待できそうだったことから現地踏査に踏み切った。


とりあえず乙女峠から金時山に向う。稜線の南側に見える芦ノ湖はようやく肉眼で確認できる程度。

金時山は結構な人で賑わっていた。解説によれば金時山で遊んでたボーズを金太郎と名づけたのではなくて、平安時代後期の武将「坂田金時」公(幼名;金太郎)が遊んでいたから金時山、とある。山の名前になるなんて何サマなのだろうか。


賑わっていたのは金時山周辺だけで、明星に向うとすぐに人はまばらになる。道が雑草で埋もれてかなり不安なところも・・


曇りがちでスッキリしないが、辿るコースが見える良い山並みだ。歩き始めた乙女峠から金時山。


ときどき晴れてそれなりに暑いが、明星手前の笹原のトンネルは庇代わりになって涼しい。笹原を抜けると、大涌谷が見えた。


ここらへんのコースは比較的なだらかで、トレイルランナーもちらほら見かけた。


明神到着。金時山ほどではないが、20人くらいは居そうな感じ。


明神を下るとすぐ、二ノ宮金次郎ゆかりの芝刈り路が。以前、ニノキンの真似をして危ない目にあったが、そのときニノキンはどこでアレをやっていたのだ?と疑問に思った。それがどうやらココら辺らしい。


お目当ての尾根の取っ付きに到着(GPSで確認)。が、・・・倒木と藪漕ぎでお先真っ暗。あっと言う間にMTBルート新規開拓意欲が大暴落。アプローチルートの担ぎもめちゃ辛そうだし・・


それならば、と明星ヶ岳まで脚を伸ばすことに。頂上付近と思しき平坦部をウロウロしていると座ってメシを食っているパーティがいる。

「すんません、頂上ってドコですかね?」
「多分、ここだと思います。」
「え、 ・・なんか達成感の無い山っすね」
「アハハッ!そうなんですよー」

明るい若者たちだった。


明星からは一気に下り、強羅へ。箱根登山鉄道で帰ろうかと思ったが、手前の国道を頻繁に走っているバスで小田原まで行った。

MTB新規ルート開拓には失敗したが、一日で金太郎と金次郎ゆかりの場に訪れる事ができるちょっと面白いプチ縦走だった。

【行程】
(ビジネスホテル泊)御殿場駅 8.40 -bus- 9.00 乙女峠BS - 金時山 - 13時前 明神ヶ岳 - 明星ヶ岳 - 14.30 宮城野橋BS -bus- 小田原駅

130720Sat_天晴!富士山・おめでとサン


世界“文化”遺産(意味不明)、富士山にやってきた。


天気予報はくもり、あまり期待していなかった天気は何故かモノスゴくいい。そうか、雲の上は晴れなのであった。(俺はアホか)


6合目から山頂方面を仰ぎ見る。


7合目手前の道が細く、ちょっと混む。


この日は山の上だけ晴れていた様だ。雲取から奥秩父の山並みもハッキリ見える。


7合目、6合目で前泊した本隊に追いつく。今日は彼らの結婚式なのである。NHKの取材班付きだった。


登山に慣れない新婦を励ましながら登ってゆく新郎。


本8合目、「本日、宿泊できます」。誰だよ今年の富士山はメチャ混みとか言ったのは。


下山道も別に混んでないし。 


しかし天候がホントに良い。晴れて気持ちよいが風が涼しく、汗もほとんどかかない。


ゆっくり進む本隊に参加者が次々と合流し、15名程度のパーティーに。酒やケーキ、礼服などを手分けして運ぶ。


頂上直下はまた少し混む。でもちゃんと動いている。


無事登頂し、結婚式。おお、これが三々九度というヤツか。


天に祝福されているとしか思えない二人。俺は富士山に登るのは7回目だが今回が間違いなく一番良い天気だ。


ぷち披露宴にいそしむ本隊から離れ、俺とM月は別行動。御殿場口方面に移動する。


叫びたくなるほどの青空。


ーい!


どうしても御殿場口に降りたかったのは、もちろん大砂走りがあるからだ。俺はハッキリ言って下山はきらいだ。大嫌いだ。けど大砂走りだけは好きだ。


こんなに気持ちよく終わる登山は、ここでしか味わえない。


【行程】
スバルライン五合目 6.00 - 8.00 七合目(ここから団体行動)- 11.45 山頂(結婚式)
(再出発)13.40 - 16.40 御殿場口

当初東京から出発する予定だったが、混雑情報にタイヘン惑わされた。結局、前日河口湖駅前に前泊、レンタカー組に便乗し、AM5時に出発した。スバルラインのゲート手前で警備員に止められ、「5合目は沿道も車が一杯だから北麓公園に駐車してバスで行ってくれ」と言われる。素直に従い、公園に駐車。バスがいつ来るか分からないのでそこにいたタクシーで五合目へ(料金1万円、スバルライン2千円)。結局混雑を恐れた当局のウソで、駐車スペースはまだいくつか残っており、沿道にはまだ1台も駐車してなかった。
登山道も普段よりむしろ空いているくらいで、「世界遺産登録に伴う混雑」説は真っ赤なウソ、ということが分かった。

130713Sat-15Mon_涼風爽やか鳳凰三山


南アルプスの最北端、鳳凰三山に行くことにした。3連休で時間があるので、北沢峠から早川尾根を経由する少々長めのルートにした。


韮崎の天気予報は曇りときどき晴れ、とビミョ~な感じ。山は雨かもなぁ、と悩みながらもとりあえず1日目は移動してみる。

当然スタート地点の北沢峠でテン泊するのが理想だが、嫌~な予感がしたので途中の広河原で寝ることにした。文字通り広い河原のキャンプ場は意外と空いていた。


翌朝、バスで北沢峠へ。キャンプ場は予想通りの混雑。やっぱ広河原で正解だったようだ。これは3連休2日目の朝だが、後で会った人に聞くと“初日の早朝”から既に余分なスペースは無かったらしい。(伊那方面からのバスの方が若干早く着くため)


ともかくヨカったヨカったと最初の目標、栗沢山を目指して登る。


左に甲斐駒ケ岳、


右に仙丈ケ岳を見ながらの爽快な登り。


栗沢山から早川尾根に出ると、目標の鳳凰三山の一つ、地蔵岳(左奥)が見えた。 ・・遠い


更に進んでゆくと尾根の北側に、みずがき山~金峰山~甲武信ヶ岳が、


正面には富士が、


南側なのに“北”岳が。


地形図もロクに確認せず、何となく平和な尾根歩きを想像していたが、けっこうなアップダウン・・


それでもきれいでかわいい草木に癒されながら進んでゆく。



早川尾根と鳳凰山の間に位置する“高嶺”から振り返ると・・ やっぱスゴいアップダウンだったんじゃん。(´ε`;)


進行方向に向き直ると地蔵岳、


さらに観音ヶ岳、奥に薬師ヶ岳の鳳凰三山が待ち受けている。


先ずは、地蔵岳。ちょっと時間が押しているのでオベリスク(地蔵仏)はパス。この特徴のある岩はJR中央線の車窓から確認したこともある。また中央道の双葉パーキングからも見える。


お次は観音ヶ岳、ここから先は今まで登った事がない。


早川“スパルタ”尾根から来ると、鳳凰三山の起伏なんて何でもない。


あっと言う間に3つ目の薬師ヶ岳。念願の三山登頂!

そのまま下って南御室(みなみおむろ)小屋キャンプ場へ。3連休中日だけあって混雑している。


でも北沢峠ほどでなく、隅っこに行けば快適カイテキ。(お隣さんはトルコ人でした)


3日目、明け方降ったワリに結構いい天気。涼しい高原を散歩している気分。富士に向って歩いてゆく。


前日がんばったので、この日は夜叉神峠へ下るだけ。こういう平和なトレイルはMTBでカッ飛ばしたいものだが・・


甲府から南アルプスへの玄関口、夜叉神峠。白峰三山(左から農鳥岳、間ノ岳、北岳)の眺望がスバラしい。この3日間で北岳山頂が顔を見せたのはこの日だけだった。


実はこの3日、けっこう雨は降った。けどカッパを着たのは20分だけ。行動中、登りは日が隠れて涼風爽やか、下りになると晴れてくる、という都合の良い天気に恵まれ、降ったのは主に夜だった。


最後はモノ凄く平和な感じで夜叉神峠登山口バス停へ(お風呂も入れマス ¥600)


 2009年に断念、2011年に荒天で敗退した鳳凰三山、やっとこさ登る事ができてなんだかちょっと肩の荷が下りた気がする。

【行程】
1日目;甲府駅発広河原行き最終バス(13時発)→15時某 広河原(北沢峠への接続あり)
2日目;広河原 7時半(バス)→北沢峠 8時→17時 南御室小屋 (ホントは6.50発だけど混雑で遅れた)
3日目;南御室小屋 7時→10時 夜叉神峠登山口BS 11時→12時某 JR甲府駅 (一本待ったら特急指定で座って帰れた)