140316Sun_甲武トンネル・大垂水峠、やむなくライド

牛丼は『すき家』に限る、と俺は強く思っている。

理由はもちろん、肉の量のチョイスが、 ミニ・並・中盛・大盛・特盛・メガ盛、と豊富なことにある。またネギトロ丼も特に帰国直後には真っ先に食いたくなる一品である。俺はすき家が大好きである!ビル・ゲイツは自宅の敷地内にマクドナルドを開店させた、というが、俺が大富豪になったら すき家を作らせたい、と常々思っている。

そんな俺が、やむなく吉野家に入ることがある。拝島駅構内でスバヤく飯を食うところはここしかないからである。(ソバ屋もあるが異常に待たされる)

この日も五日市線の待ち時間に吉牛してみた。いつも何となく肉だけ大盛りの「アタマの大盛り」をオーダーする。


食いながらメニューを眺めていると、ご丁寧にも「アタマの大盛り」の肉は、通常の1.2倍量、ご飯は並盛と変わらず、と明記されている。

なるほど、と思った次の瞬間、“X * 0.2 = 100”という方程式が頭に浮かんだ。2割増になったことによる+100円は妥当なのか、と。

数字の嫌いな俺でも、X = 500(円)は間違いない。つまり肉が500円であれば、2割増で+100円は合理的である。

しかし、並盛は全国つつがなく280円である。肉だけで500円の価値があるはずもない。なんと不合理な料金設定。

「やられた」

二度とアタマの大盛りは頼まない、と心に誓った。


人間不信に陥りそうな心を奮い立たせ、乗り込んだ列車が着いたのは武蔵五日市駅、ここから奥多摩周遊道路を経て青梅街道に降りるライドに出発。これなら昨日より長い距離を乗れるだろう。

しかし走り始めて間もなく電光掲示板に、『奥多摩周遊 積雪のため通行止め』の表示。前日に引き続き今年の豪雪のスゴさをはたまた実感。

やむなく、甲武トンネル-和田峠経由のルートに変更。今日は「やむなく」が多い。


途中、あの通行量の少ない和田峠が除雪されているはずがない、と思い、またもや進路変更。結局、最も無難な大垂水峠経由で高尾駅まで走ったとさ。

挙句、前日より1km短い56km、・・・。

140315Sat_東青梅 - 山伏峠 - 東飯能

ジャカルタから帰ると東京の山は積雪がすごい、と言う。ちなみに俺は去る2月の豪雪を知らない。

ならば最近サボり気味のロードライドである。幸い天気は良い。

ユルいライドは小沢方面、と何となく俺の中で決まっているので、やっぱり何となく東青梅から成木街道に入る。


山伏峠はキツいが、眺望は最高。

前回山伏峠に来た時は秩父側に降り、奥武蔵グリーンライン経由で高麗川に至った。今回は小丸経由、奥武蔵GLでテキトーに八高線の駅で終了しようと目論む。

しかし・・


山伏峠直後の正丸峠入口から、雪で通行止め。奥武蔵GLもムリだろう。今年の豪雪のスゴさをちょっと実感。日本で大騒ぎしていたのは知っていたがジャカルタで想像シロ、というのもムリな話である。

仕方なく来た道を引き返す。全くの往復だとつまらないので小沢峠を回避し飯能方面へ。


走行距離 57km、まあ久々だしそんくれえでいいんでないかい?

140206‐0307_Jakarta_Indonesia


2月から3月のジャカルタは、雨季の後半である。

晴れたり曇ったり、雨も降るが夜中が多いのであまり気にならない。

この時季の気候は穏やかで、日本の梅雨時の晴れ間に似ている。半袖でも長袖でも気持ちがいい。個人的には最も好きな季節の一つである。


ひと月の滞在の中、1日休みがあった。

滞在先のサービスアパートメントにはプールもバルコニーもあるからくつろぐには事欠かない。暖かいけど曇り、気まぐれに吹く風がなんとも心地よい。

都心の喧騒を遠くに眺め、心身を投げ出す。

ビアガーデンが無い期間の東京でも、これがやりたい。