131123Sat-24Sun_富士山マラソン


11/24 日曜日、富士山マラソンに出てみた。この前身の河口湖マラソンには一度出てみたいとずーっと思っていた。

ひと月ほど前、そういえば、と思い出し富士山マラソンへの交通手段を考え始めたら時すでに遅しで、当日の特急は全席売り切れ、バスは間に合う時間にない。仕方なく宿を取ろうと思ったが手頃なところは全て満室、八方塞がりとなった。

車で前泊?とも思ったが周囲の駐車場使用は難しいという。そりゃあそうだろうなあ。

最後の手段で、テント泊? スタート地点へ徒歩20分のキャンプ場に電話をかけるとOKだという。「マラソンの方ですか?じゃあ走り終えるまで張りっぱなしでいいですから。とても寒いので気を付けて下さいね。」とのちょっとウレシイ対応、即決した。

わざわざ前泊するのなら土曜も何かしたい!と思うのが土日コンプレックス会社員の悲しいサガである(こないだ平日サボってMTB行ったバッカだけど・・)。天気予報も良さげなので結局河口湖までチャリンコで行くことにした。

晩秋の道志みちをゆく

土曜昼12時、橋本駅から出発。夏にモリッシー氏と行った山中湖ライドと同じルートで目的地へ向かう。小径車BD-1で、テント等の重装備で、という違いはあるものの、ロードバイクで行った前回の2倍も時間がかかったのにはビックリした。
(相模原から山中湖まで約5時間もかかっちゃった!)

山中湖で日が暮れる

結局、山中湖経由河口湖までの約80kmに6時間かけて到着。山中湖からは真っ暗な中、寒さでガタガタ震えながら走った。河口湖畔のテントサイトから徒歩5分の温泉に割引料金500円で入り、「やっぱ日本人は風呂だなあ」などと無意味にツブヤキつつ人心地つく。体から湯気を立たせながら寒い中テントに戻る。すぐに寒くなってくるので暖かい寝袋に入り、程よく疲れた体を横たえる。

夢を見た。高校の同級生が王様のような生活をしており、コジキのような俺が指をくわえて見ている、という近い将来ありそうなイヤ~な設定。しかし薄々「あ、コレ夢だな」と分かってしまった俺は、半覚醒状態でソイツと俺を設定上入れ替えてやろうというマインドコントロールを画策した。しかし、手こずって頭を使いすぎているうち迂闊にも3時頃に起きてしまった。この寝つきの悪い夢のせいで結局この後ロクに眠れなかった。タキシマーッ!!(同級生の名前)

いい加減起き上がれ、と言わんばかりの白んだ朝の空(6時過ぎ)に促されてテントのファスナーを開けてみる。完全に登った陽が湖岸の山々を赤や黄色に鮮やかに染めている。寒い(たぶん氷点下)けど気持ちいい。息は真っ白だが風はない。

テント場は落葉松の落ち葉でふっかふか、マットが必要なかった。

さてやっと本題の河口湖マラソンもとい富士山マラソンの日曜日をメデタく迎えた。

キャンプ場横の湖畔の道も後にマラソンコースとなる
カーボローディングもテキトー。コレでいいのか!?

スタート、と言っても我々庶民ランナーにとって実質の始まりはピストルの合図ではなく、スタートラインを跨いだ時から。そしてフツーその前に結構距離がある。そこまでちゃんと走れずビッコを引く。「ちょっと無理?」と思って立ち止まり屈伸してみる。前日のちゃりライドから右膝の外側の関節に痛みを覚えていたが、静かにして一晩経てば治ると信じていた。スタートラインを跨ぐとタイムカウントが始まってしまうので、その前に少し考える。

「・・・棄権?」

でも考えてみるとスタートもゴールも決まった場所でしかできないのに、棄権はどこでもできる。

棄権には二種類ある。ひとつはDNS(Did Not Start)、もう一つはDNF(Did Not Finish)。同じ棄権なら、DNFの方がぜんぜんイイ気がする。しばらくは河口湖畔だからいつでも止めることはできる。行けるところまで行くか、DNSだとヒマすぎるし。


それにしてもいい天気。スタート前の発表だと気温1.2度。しかし風が無く日射が強いから体感気温はもっと高い。半袖Tシャツ重ね着にアームウォーマーですぐに汗ばむ。3km地点、すれ違うトップ選手の顔はすでに汗で光っている。

11km地点で河口湖大橋を渡る

河口湖北岸、紅葉がキレイ。


関節の痛みも紛れ、だましだましでハーフ地点まで来てしまう。このままなら完走できるのではないか、と思う。このペースなら4時間30分でフィニッシュできる。

という単純な予測が裏目に出た。直後、西湖へ向かう急坂・・・


坂はほぼ歩き、西湖に出る。このでかい湖を一周しなければならない。


北岸をぐるっと回って南岸から戻る。30kmを超えて疲労感が激しい。道路脇でストレッチする人が多くなる。


西湖一周、これだけでも結構な達成感。


同じ道を下り河口湖へ。35km地点、ここまで来たら根性で戻るしかない。


結局最後まで走ってしまった。

初マラソンの時、二日酔いで走った時、5年半ぶりに走った時、手を5針縫いながら走った時、と同じ5時間弱。不思議なことに調子の悪い時はいつも同じタイムになる。調子の良い時は4時間前後、何故か間が無い。

ゴールではサンプラザ中野が“Runner”を歌ってた

帰りのバスまで時間があるのでキャンプ場で割引券をもらって例の温泉にまた行き、サウナ用の冷水で脚をしっかりアイシング(15分×2回)する。おかげで翌日筋肉痛はゼロ。ただ件の関節は一週間後も少し痛い。


午後のテント撤収は朝露が消えているので気持ちがいい
帰りの高速バス、17.10発新宿行きはなんと7台増発!みなグッタリしてます・・

河口湖マラソン(俺の中で)、いいレースだったなあ。また出てみてもいいなぁ・・

131118Mon-21Thu_"Saigon" -Vietnam


ベトナムにやってきた。

ホーチミン・シティ、いわゆるサイゴンである。


ホーチミンは人名なので、“シティ”を付けろ(つまり呼び捨てにするな)、などとウルサイことを言われることもある。だったら昔ながらの“サイゴン”でいいじゃないか、と思う。地元の人もサイゴンと呼ぶ方が多いと聞いた。空港コードも“SGN”である。ビールだって SAIGON Special が一番うまい!


しかし国際的にはもうホーチミン・シティで認識されているから、ビジネスの場ではもはや“サイゴン”とは呼べないのである。


え~、そんな面倒くさいホーチミン・シティであるが、乾季に入り、暑いながらも湿度が低くて通りを歩いていても気持ちがいい。


数えてみるとベトナムは4か月ぶり8回目。同じく8回渡航のインドネシアに並んだ。10回渡航のシリアにはまだ及ばないが、ベトナムにはもうしばらく来る予定はない。


ま、今回も4日間しかいないんだけど

131116Sat_昭和記念通信 - 銀杏編


久々に立トラのバイク&ラン練習に参加してみた。おなじみ昭和記念公園である。

トライアスロンショップ・鉄人オーナーのニューバイクは何と、竹製。

バイクコースの玉川上水口付近の銀杏の小並木は今が黄葉真っ盛り。


ランで園内を巡る。紅葉は時期としてはピークに近いが、今年の色付きは何かイマイチ。

旧車の展示会やってました

公園の顔、銀杏並木の黄葉もピークだが台風のせいか葉が少なく、ちょっと残念なカンジ。今年はハズレっぽいっす。

131113Wed_南DB_たそがれ紅葉ライド


平日の朝、学校へと急ぐ小中学生の列の傍らをゆく不良MTBオヤジ。う~ん、この背徳感がたまらない。

中央道より南アルプス・白峰(しらね)三山、この三山は本当に白くよく目立つ。

T師匠、Akimoっちゃんと来てみた勝沼はスキッと冷え込みながらも陽射しが眩しい。今シーズン初めて白い息を吐く。


まずは一発目、甲州T山。低山ながらも展望が良く、ハイカーに人気の山らしい。

甲府盆地と南アルプス北部を一望

アップダウンもある意外と急なトレイル

麓の勝沼ぶどう郷、ブドウのシーズンは終わり葉はすっかり色付いていた。


お次は所を変え、とりあえず昼の腹ごしらえ。T師匠のおでん&うどんで冬の訪れを知る。

標高2000m、気温は0度。ガスバーナーの季節ですなあ。

さて、本日のお目当て、南DB。高原の風は静か、大きな雲がゆっくりと流れてゆく。


西を見下ろせば甲府盆地、東には意外にも関東平野、千葉の山地までもが見渡せた。

左から三頭山、大沢山、大岳と最後に小さく日の出山。
普段遊んでいる我々のフィールドが余りに低く、小さく見える。

ライドそのものはスロースタート。序盤、何だか見たことも無い野良仕事スタイルに。


おまけにT師匠はパンク。一番やりたくない泥まみれのチューブ修理。


しかし下界を見下ろす豪快な尾根ライドは圧巻。


樹林帯に入ると風を切り、木々を縫って駆け抜ける。

紅葉が西日に当たって黄金色に光る、黄昏ライド。

麓に降りるともう夕暮れだった。


日没後、雲が消え南アルプスのくっきりしたスカイラインが再び現れた。朝から晩までスッキリ爽快いい天気、い~一日を過ごさせて頂きました。


Pix by T師匠, Akimoっちゃん & koji