150110Sat-11Sun_丹沢今昔物語

丹沢は、言うまでもなく関東近郊で最も人気のある山地の一つである。

しかし、夏は蛭が多いし、交通至便の大山や塔ノ岳などは混雑してどうも・・。

寄(やどりき)大橋から入山

そんな丹沢でも今はほぼ廃道となったイニシエの登山道が、結構在る。

コシバ沢からは、落石ガラガラ・不明瞭ルート

 何だか沢登りの詰め上げみたいになりながら、鍋割峠にたどり着く。

蛭ヶ岳(左)と、丹沢山(右)。

鍋割山直下からは再び古道を北進。やはりルートは不明瞭。

迷走しながらも進行。

ヒトの入らないこのルート。立派なブナや、入山した寄の由来なのか、ヤドリキも散見された。



 小春日和、のんびり静かな 誰もいない丹沢。


案内など無いので、何度も地形図とコンパスをにらめっこしながら進む。


初日最後は、熊木沢を辿って翌日登る蛭ヶ岳へのアプローチで終わる。シカシやっぱこのメンバーまとまり無ぇ・・

そんなバラバラに歩かなくても・・

残念ながら丹沢はテント泊が認められていないので、熊木沢の上流で酒盛りビバーク。放射冷却で凍える夜だった。

二日目、引き続き昔の登山道、蛭ヶ岳南稜を登る。これまでルート上では他のパーティには会っていない。

ワカンねー上に、結構な急登・・

ガンガン登っていくと、どんどん遠くが見えるようになってくる。 


振り返ると、輝く相模湾や、辿ってきた鍋割峠、熊木沢。遠くに箱根や伊豆の山々・・・

海が光ってキレイ

崩壊した不安定な尾根と行く手を阻む野バラに苦しめられたが、好天と景色に癒されながら急登を登り切る。

イバラの道も、凍てつく夜も♪
カリオストロの城より 「炎のたからもの」

道なき道から、蛭ヶ岳山頂へ。

(ケゲンな目で我々を見る他の登山者・・)

ココからは現在一般的な登山道。東野に降りて丹沢を“縦”走した。

こんな丹沢の楽しみ方、如何でしょうか?


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