170811-15_槍~赤牛

久しぶりの北アルプス、槍から赤牛まで縦走した。

1日目

スーパーあずさ一号で上高地に入ると、正午になる。それからババ平まですすみ、幕営。

2日目

3時発で気合を入れるも裏目に出て、暗闇で水俣乗越への道を誤りタイムロス。ガスもかかっておりテンション低く、北鎌のコルで11時にビバーク決定。


3日目、好天の一日があける。


イメージと違い、余りスリリングではない。


踏み跡も明瞭で、ルーファイ能力の要求もほとんどない。


バリエーションを楽しむという感じではないが、この豪快な尾根は北鎌ならでは。



ようやく穂先に迫る。


最後だけ5.7位のロッククライミング。北鎌のコルからちょうど6時間後に登頂。


「あ、あんなところから人が!」 …頂上にいた登山客どよめく)
「おぉ、北鎌だ!」 …20人くらい皆拍手、パチパチパチ)
(…なんだか照れくさい。)

肩の小屋で成功を祝して生ビールで乾杯し、しばらくまったりの後、下山するケンちゃんと別れて双六小屋へ。

4日目

早朝、双六岳へ。

前日辿った北鎌が朝日に照らされる


槍穂と双六岳

三俣蓮華小屋、「黒部の山賊」を思い出して長居してしまう。トイレは屋内だし。

手前から鷲羽、水晶、薬師

薬師、水晶

時間短縮のため鷲羽をパスし、直接水晶へ向かう。



水晶山頂

野口五郎方面

黒部五郎と雲ノ平

薬師岳

水晶を過ぎると、急に閑散となる。そんな稜線を赤牛へと進む。


赤牛岳山頂から南を振り返る

赤牛からの下りは、良くも悪しくも退屈しなかった(行ってみて下さい)。コースタイムも実際は短め。

途中から黒部湖が

東沢出合へ下山。まだ15:30なので2時間先の避難小屋まで行こうか一瞬悩む。が、ビールの誘惑と砂地のテンバの魅力に負け、幕営決定。小屋での食事は断られ、売店はしょぼいので期待しない方がいい。

5日目

針ノ木峠越えで扇沢を目指すも、重~い雲。暗い谷は嫌いなので、平の渡しから船に乗って短縮ルートでの下山を決意。


船を待っている間、前日行こうか迷った避難小屋を見に行ったが、東沢出合泊は正解。小屋と言うより四阿のようだった。水もないし。


帰り道、タマゴタケGET!


さっと茹でて寄せ豆腐に乗せ、ポン酢で頂きました。


黒四に至りトロリーバスで信濃大町へ。


ちょうど諏訪の花火大会と聞き、寄ろうかと思ったが電車が走るうちに結構な雨が降ってきたのでやめた。


9年ぶりの槍、8年ぶりの水晶、初めての双六・赤牛、なかなか良かった。

【行程】
1日目 上高地12:10 - 16:35ババ平《4h25m》
2日目 ババ平3:00 - 水俣乗越 - 11:00北鎌のコル《8h》
3日目 北鎌のコル4:20 - 10:20槍山頂 - 10:40肩の小屋11:40 - 15:00双六小屋《9h40m》(休憩除く)
4日目 双六小屋3:40 - 11:30赤牛岳山頂 - 15:30東沢出合《11h50m》
5日目 東沢出合4:00 - 5:35平の渡6:20 - 6:40黒部湖左岸 - 9:30トロリーバス駅《4h45m》(待ち時間除く)

【装備】
靴:アクアステルス(大正解!)
安全具:ヘルメット・ハーネス(常に着用) / スリング・カラビナ類・50mダブルロープ(全て出番なし)
寝具:ツェルト / ダウンジャケット・パンツ・#3ダウンシュラフ(暑い。どれかが要らなかった)
その他:5日間でバーナーは一回しか使わなかった。小さいガス缶の使いさしの方がよかった。

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