201025Sun_二子山中央稜

今年の関東の雨の多さは記録的らしい。

久々の快晴の週末、奥秩父の二子山に向かった。

いつも思うのだが、岩登りの写真はどう撮っても臨場感が出ない。だから撮影はしなかったのだが、何も絵がないのもナンだ。そこで、ヨソ様が空撮した写真などないかとググったらスゲー動画↓を見つけた。

https://www.youtube.com/watch?v=sdZf1ZY88Fc

もちろん俺たちはロープ(ダブル)を使って普通にマルチピッチで登った。
(リードは1P:隊長 - 2P:俺 - 3P:隊長 - 4&5P:俺 - 6P:隊長)

前半、天気はとても良いのだが予報(1-2m/s)以上に風があり、日陰になる1、3ピッチが寒かった。ホールドは要らんほどあるのだが岩も冷たく指の感覚が徐々に無くなってゆく... というなかなかスリリングなクライミングだった。

新調したフラットソールがキツいのか寒いのか、つま先っちょがモーローとして心細い。ただフリクションは良いらしく、フツーに登れる。

4ピッチ目から先は急激に陽当たりが良くなると同時に風が弱まり、超快適だった。向かいに紅葉し始めた両神山を見ながらビレイなどしていると、縁側で日向ぼっこしている気分だった。

6Pのあと少し歩いて稜線へ。快晴の空のもと、暖かな微風に吹かれながら色づき始めた両神山や、遠く雲取山などを眺めるのは最高だ。ここだけでなく、関東の山登ラーにとって至福の週末だったに違いない。


登ってきた中央稜

ちなみに登攀には2h45mかかった。いろいろタイムロスしたが、最大要因は俺のルーファイミスだった。

リードしていた時、4ピッチ目が短すぎたので5ピッチ目もそのまま登って行った。すると最初に見つけたピンの後、直登してゆくとロープ(50m)残り10mちょいの時点で先に支点を作れるような場所が見当たらず、クライムダウンして引き返した。
(結局、最初に見つけたピンの左手のクラックを登り直した。その先に5P終了点がある。)

なお、このルートの核心は3P(5.8)ということになっている。俺はゲレンデで5.9をギリ登って喜んでいるなんちゃってクライマーだが、このルートでは行き詰まるような場面は特に無かった。

【所要時間】
上の登山口(8:30) ->20min 取り付き(8:50) ->20min 準備・登攀開始(9:10) ->2h45m 登攀終了(11:55) ->35min 山頂で休憩&下山開始(12:30) ->25min “上級者ルート”から同登山口へ下山(12:55)

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