130518Sat_新島トライアスロン


窓から遠慮なく降り注ぐ朝の光に目が覚めると、船はもう伊豆諸島沖だった。


新島にやってきた。

新島、と聞くと、なぜかアサヒのアクアブルーを思い出す(発泡酒デス・・)。そう、いつだか俺はここに来た事がある。

船はゆっくりと新島港の埠頭に着岸した。今回、チーム・タチトラで東京アイランドシリーズ・新島トライアスロンに参加させてもらった。


迎えの車で宿に移動してチェックイン。レースは当日(土曜日)だからここからは結構慌しい。

送っておいたバイクを組み立て、港(レーススタート付近)に戻りレースの受付に行く。その後 宿に帰って、レースギアを整理。


みたび港に戻り、トランジットの準備。

暑いからギリギリまで待って、ウェットスーツを着る。


入水チェックで試泳し、一度心拍数を上げておく選手が多い。俺にとってはスイムパートそのものが準備運動なので水温を確かめるだけ。20℃位だろうか、ゆっくり泳ぐには丁度いい。(ちなみにサウナの後に入る水風呂が18℃位)


参加者人数は少ないが小さい港内で泳ぐので一斉スタートでなく、ウェーブスタート。適切な配慮がされている。なるほど良いレースだ。


水はきれいだ。港でこんなに透明度の高い水は珍しい。空も青い。天気も良い。たった1.5kmしか泳がないとは勿体無いことだ。


スイムを終え、いつも通りガラガラのトランジットエリアに入る。自分のバイクが見つけやすくていい。(負け惜しみ)

ウェットを脱ぎ、ジャージに着替え、さあバイクだ(準備運動完了!)

港から海岸沿いの道を走り出す。島の人が声援を送ってくれる。お年寄も多いが、小さい子も一生懸命手を振ってくれる。

(海岸通を疾走するシオちゃん)

海岸の折り返しから、今度は村の中心を経由し緩やかな坂を登ってゆく。あ、 この道知ってる。もう少しで空港があるはず‥ やっぱり。

初めてここに来たとき、「新島の砂は白い」と思ったことが印象深い。

空港を過ぎて反対側のビーチに出る。おお、青い海と白い砂‥ あっ、アクアブルー!(色かョ!?)


直線的な海岸通はやがて内陸の森に入っていく。鬱蒼とした森のトンネルや登りや下りで変化に富んで面白い。

(おっ シオちゃんとTT仕様マッチョさん!)

海はスカーッと気持ちよく、丘は面白い。つまりキモシロイ。新島・サイコー!新島・キモシロイ!!
 ・・イヤこの表現は伝わらないな、却下。

バイクコースは3周回のコース。周回はつまらない、と思っていたがキモシロイ(結局使う)ので全然おっけ。しかも今回はカメラ持参なので、シャッターチャンス逃してもまた次に狙う機会はある。これは楽だ。

バイクコースはそれほどアップダウンがきつくなかったから、十分脚が残っている。これならラン1時間切りはラクショーだな。ムフフ‥(遅いヒトの目標デス)

ん?でも走り出すとイキナリの激坂(汗ッ!)そういえば聞いてたな、スッカリ忘れてた・・

目の前に既に2週目のマッチョさんを見つける(ランは2周回)


「ま、まさかこれが延々と続くワケじゃないですよね?」 「大丈夫、ここだけだから」 「良かった~」

そして、彼は颯爽と前方に消えていった。

イヤしかし暑い。対面通行のあるパートでタチトラメンバーを探す。そういえば誰がどんなウェアを着ているか知らない‥ 

あ、あれルミちゃんだな、よしよし2週目で撮ろっと。あ、ターさん。なるほど、緑のウェアね。ミドリのターさん。

おっ、1週目の俺を抜かしてゆく2週目のピョンス・・ちょっと速いよ、くそ~今夜カラんでやるからな!


あら!?すれ違うシオちゃん、これ対向だと相当構えてないと撮れないぞ。やっぱ2週目勝負だな!おお、沿道にリースくん、もう終わったの?はえーなー。もっとゆっくり楽しもうゼ!


****** 2週目突入 ******

クソこの激坂めっ、このコースディレクター絶対ドSだな‥ 暑い、暑い。1週目で給水所が少ない事が分かったので、ペットボトルをもらい、冷水を頭と首にかけながら走る。

あ、ムラッチさん!2週目で気付くとは不覚・・ んッ、ルミちゃん、げっつ!


次はターさんが来るハズ。緑、緑、ミドリはどこだ。イチ・ニッ、イチ・ニッ、ミドリはどこだッ!(キロ6分ペースの呼吸)

(折り返し付近) お、いたいた。そうか追いつきそうなのか。あ、前をゆくターさんが対向の誰かに声掛けてる。お、シオちゃんと、シゲちゃんじゃん。ウシ、2人ともげっつ!恥ずかしがり屋さんのお二人のために俺のテクで絶妙にボカして撮影 (ハイ、言い訳デス)


海をバックに走るターさんのナイスショット、げっつげっつ!


すげー余計なコトばっか考えてたらランなんてあっと言う間に終わった気がする。

アワードパーティーでは何と発泡酒やら焼酎やら置いてある!普通ショートのレースは慌しく帰るので、レース後にゆっくり飲めるのはとても嬉しい。(まだ意外と土曜だし)


2次会はマッチョさんが抜かりなく予約してくれた、島に数件しかない居酒屋で。
3次会は宿に戻ってマッチョさん撮影の激走バイク映像(必見デス)をテレビにつないで見ながらゆっくりと。
4次会はピョンスにピロートークしたけどほぼ無視された・・ (覚えてろョ)


翌日(日曜日)もいい天気!元気な人達は朝飯前に海でスイム。ウェットスーツは洗って干してあり、使いたくないので水着で泳ぐ。元気やの~。(冷え性の俺は見てただけ)


朝飯後、他のチームと一緒に新島最高峰の宮塚山を目指し、ヒルクライム。


展望台から、昨日泳ぎ、走ったコースや式根島・神津島を見渡す。丘を渡る潮風が気持ちいい。


昼のフェリーで楽しかった新島を後にする。何となくスグに船室に入る気もせず、デッキで洋上の風に吹かれながらやっぱり飲んじゃうメンバー達。


日曜夕方、サザエさんタイムに横浜に帰港。


ともかく、思いっきり週末を使った “やったった感” と、 “お楽しみ密度” はハンパじゃあなかったと思うのだ。