そこで帰路上にある大和三山巡りをすることにした。この飛鳥時代の面影を残す地には一度行ってみたかった。
テキトーにググるとこんな観光マップがあったので参考に、電車の関係で反時計回りで巡ってみる。
これが良かった。昆虫を理解するために、地球史的に動物の進化を概論し、昆虫の位置づけを分かりやすく解説するコンセプトがとても自然科学的センスに溢れている。
なお、一番インパクトがあったのがこの......
ゴキちゃんパラダイス。俺もゴキブリは超嫌いだし、バイ菌の塊として敵視されてみんなの嫌われ者なのは否めない。
のだが、解説によると日本には50種のゴキブリがおり、そのうち衛生学的に有害な所謂イエゴキは5種類のみ。こいつらは下水管とかを通るから付加的にバイキンマンになるらしく、その他9割の外ゴキは他の昆虫と変わらないという。カブトムシを捕まえるならゴキブリくらい触ってみろ、と言われているようなものだ。
今や、外ゴキは生餌しか食べない爬虫類等のペットのエサとして多く飼育されているらしい。(従来はコオロギがメインだったが、鳴いてうるさかったり飛んで逃げたりして嫌われているとのこと。 …ゴキブリより嫌われるってどうなの?)
寄り道にエラい時間をかけてしまった...
大和三山②、女皇・持統天皇が詠んだ
春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
などで耳にする香久山へ。
あ、今思い出した。その麓に『天岩戸神社』というのがある。モチロン、天照大御神が隠れた、あの天岩戸を祀った神社である。(通りがかって初めて知ったのだが)
その岩ってのもあるので、ゼヒ行ってみて欲しい。そしてあの岩たちでどうお隠れになったかという議論を一緒にしようではないか!
(奥多摩・石尾根に行ったことのある方は六ツ石山近くの六ツ石神社を思い出してみてください。アレの部類です。雨風も防げないし、俺はビバークすらしたくない。)
香久山の頂から見える畝傍山。
下山後、奈良の平城京の前に短期間栄えた藤原京跡へ、そこから香久山を振り返る。
藤原京。4年かけて築き、16年使われた後に焼失したという日本最初の首都である。
どんな都であったのかは分からないがコスパが悪いというか、アセットマネジメント的にははっきり言って不合格な気がする。
その奥に大和三山③の耳成山(みみなしやま)を望む。いろいろ寄り道してもう陽が傾いてきた...
いやぁ楽しかった。そして意外と疲れた。
最初のパンフを読み返すと、“全行程約18km、所要約4時間”とある。俺はちなみに(寄り道も休憩もしたけど)7時間かかった。
18/4=4.5(km/h) ... 速歩きで回ってドコにも立ち止まるなってか。
近鉄大和八木駅で着替えて特急に乗り、京都で新幹線に飛び乗り帰京した。のぞみって自由席あったんだ.. 。
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