槍穂_(4)_5日目_奥穂~ジャンダルム~西穂~わさび平小屋




穂高岳山荘から奥穂へは、30分の登り。






前穂越しに、南ア、富士山が今日もはっきり見える。今日も申し訳ないほどの好天。どっちを見てもいい眺め。







一瞬緩んだ気を引き締め、いきなりナイフリッジを下る(超冷汗)。 振り返ると続々と下りて来る。皆物好きだわ。この先、ロバの耳、ジャンダルムと続くが、気持ちにゆとりが無かったらしく、写真がほとんど残ってない(汗)。





ジャンダルムを強引に直登し(良識あるオトナは信州側に巻いて南斜面を登りましょう。)、一息(ちょっと涙目)。槍ヶ岳方面を眺める。立山、白馬がまだはっきり見える。





南望、西穂、焼岳、乗鞍、御嶽山。






天狗のコルで、一息つく。この後左の壁を直登する。






赤石岳、間ノ岳は浮石が多く、非常に危険。滑落事故が大変多い。このシーズンも奥穂~西穂間で死亡事故が4件ほどあった。






嫌というほど、アップダウンが続く。
滑落の際、岐阜のヘリは無料(長野は有料)なので、落ちるなら飛騨側へ、という冗談を良く聞くが、得てして飛騨側の方が痛そうだ。(右が飛騨側、痛いじゃ済まないと思うけど。)





西穂山頂。深~い安堵のため息。ここまで来れば一安心。






高度もだいぶ下がり、緊張感が緩む。空気も甘い感じになる。上高地がはっきり見えてくると後はゆっくり下りて行くだけ。






独標から振り返る。奥へ行くにつれ、高く、険しく、灰色になって行く、不気味な感じ。あー、無事でよかった。






西穂山荘までのだらだら下りも疲れた体には結構辛い。山荘では後から下りてくる今日の戦友たちを眺めながら勝利のビール! この後、ロープウェイで新穂高温泉に下り、そこで泊まるつもりがまさかの休館。2日同行してくれたSさんと別れ、疲れた体を引きずってわさび平小屋まで行った。従業員曰く、 「奥穂から一日で来た人、初めて見ました!」

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