山登りの反対は、川下りだと思う。
と言う訳で、ユーコンを下ってみた。
≪1日目≫
カヤックのレンタル会社に車で送ってもらい、ユーコンの支流、テスリン川のJohnson's Crossing を出発する。
最初イマイチだった天候も徐々に回復。
この日は40km進んで、18時前にハンティング・キャビンを見つけて(別にキャビンに入れるわけではないが、人工物が多いほうが熊が出にくいので)宿泊。
持参した2Lのワインと熊撃退用のベア・スプレー
≪2日目≫
快晴・風弱し。川面は鏡のよう。
昼飯はフネを降りずに弁当(↓ハムマヨ醤油ごはん)を食ったり、
岸で一休みしながらメシを作ったり(サッポロ一番!)。食料はもちろん途中で買うことはできないので、日数分をWhitehorseという街で調達した。
鳥以外の動物はムース(↓)やビーバー、リスなどが見られる。
60km進んで、中洲の島で宿泊(全てテント)。島も熊がいる可能性が低い。通常は見通しの良い岸辺で宿泊するが、今回は融雪のピークで砂や石の川原が全て水没していた。
“火”という漢字を見立てた人の感覚は、非常に正しい気がした。
≪3日目≫
今回最大のヒットは、出発前に Dried Vegetable が入手できたことである。野菜シチューとお茶漬けパスタで朝食を取っていると、嫌~な雲行きに・・・
ぽつりぽつり、から始まり、時間がたつにつれて雨脚は強くなっていった。
できれば屋根のあるところで濡れたものを乾かしたい、と川地図を頼りに“Cabin”と表示のあるところを2箇所訪ねたが、朽ち果てていずれも屋根は無かった。
半ば意地になり、約100km漕いで、最後の頼みのキャンプ地にたどり着くと、立派な屋根(旧電信局の小屋)が!
ここではカナダ人男性2人とドイツ人のカップルが熱い紅茶で迎えてくれた(“How are you doing?”に“Being cold”と答えたからかも知れない。フツーは“Good”と答える)。後でお礼にウィスキーを持っていくと、カードゲームが始まり、カードが読みづらくなる24時を跨ぐまで興じた(白夜で明るい)。
≪4日目≫
すっかり天候は回復。2組はゆっくりとカナディアンカヌーを漕ぎ出した。“See you soon !!”と
別れたが、超スローペースの俺が追いつくことは無かった。
小屋の裏にトレイルが伸びていたので歩いてみる。
丘の上に立つと、滔々と流れるユーコンを見渡すことができた。ここはスタートしたテスリン川(左奥)とユーコン本流(見えないけど右奥)が合流する地点である。
さて、俺も行くか、と、のそのそ漕ぎ出す。サケと本と釣竿は川下りの必需品である。増水時は濁度が高くなり、魚がルアーを見つけられないらしく、全然釣れない。
まあいいか、と本を読んだり、居眠りしたりしながらゆらゆらと流れてゆく。
と言う訳で、ユーコンを下ってみた。
カヤックのレンタル会社に車で送ってもらい、ユーコンの支流、テスリン川のJohnson's Crossing を出発する。
≪2日目≫
快晴・風弱し。川面は鏡のよう。
≪3日目≫
ぽつりぽつり、から始まり、時間がたつにつれて雨脚は強くなっていった。
すっかり天候は回復。2組はゆっくりとカナディアンカヌーを漕ぎ出した。“See you soon !!”と
別れたが、超スローペースの俺が追いつくことは無かった。
小屋の裏にトレイルが伸びていたので歩いてみる。
丘の上に立つと、滔々と流れるユーコンを見渡すことができた。ここはスタートしたテスリン川(左奥)とユーコン本流(見えないけど右奥)が合流する地点である。
さて、俺も行くか、と、のそのそ漕ぎ出す。サケと本と釣竿は川下りの必需品である。増水時は濁度が高くなり、魚がルアーを見つけられないらしく、全然釣れない。