あるカフェで。
1回目に行ったとき、まずメニューと箸と取り皿がテーブルに置かれた。メニューを見ずに店員の服に描かれたビールの銘柄を指差した。そのビールとグラスが出てきた。
2回目、店員は箸と取り皿をテーブルに置いて注文を聞いた。看板に描かれたビールの銘柄を指差した。そのビールとグラスが出てきた。
3回目、店員は何も持たずに注文を聞きに来た。「Saigon Special」を注文した。「Saigon Special」とグラスが出てきた。グラスは1回目しか使わなかった。
こういうことは、一般的な途上国では通常ありえない。「こうしたら良くなる」「あれが必要だ」「これは邪魔だ」など、フツー考えない。自ら工夫など絶対しない。
この国は若く(平均年齢は24-27才と言われる。日本は45才くらい)、学習する。いまに飛躍的に成長するに違いない。