ビサヤ諸島-5_行程


【ビサヤめぐり・行程】

今回の旅はほとんど直前に決めたから、無計画そのものだった。だから途中でどうにでもなるようにフォールディングバイク(折りたたみチャリ)を持っていった。

フォールディングはピンからキリまであるが、俺が調べた限りドイツのリーズ&ミュラー社から販売されているBirdyシリーズ(日本では登録商標の関係でBD-1と呼ばれる)が、ちゃんと畳めてちゃんと乗れるスポーツタイプでは最高のモデルだ。
 ( コンパクトさか走行性のどちらかのみを求めるなら他にも候補はある)

そういえば旅の途中で会ったドイツ人にこの話をしたら大変誇らしげであった。しかもこの日、チャンピオンズリーグでバイエルンミュンヘンがバルサに大勝し、彼のイキオイは留まるところを知らなかった。
(あ、ちなみに別の機会に2人のドイツ人にビールの本場の人間としてフィリピンのサンミゲル・ビールの味はどうだ?と聞いたら"We both enjoy it!" と言っていた。)


ともかく、こいつのスゴさは これまでの国内旅行で分かっていたつもりだったが、今回思い知ったのはその頑丈さである。フィリピンの飛行機・フェリー・バスなどの超テキトーな扱いにも、「オイラ Made in Germany、ボルボ並みに丈夫だかんネ!」と全く不安を感じさせなかった。

ただでさえトラブルの多い異国の旅、信頼の置ける相棒ほど心強いものは無い。
(まあ一回パンクしたけど、どちらかと言えば俺のせいだ・・)


上は4月26日から5月8日までの約2週間の行程である。無計画な旅だったが、かえって予定外のイベントもたくさん楽しむ事ができ、若き日のバックパッカーにでも戻ったような気分だった。

一方、当初予定していたマヨン山に登る事ができなかった。行けるなら5月6-7日で登る予定だったが、カオハガンとうまく電話が繋がって予約ができたこともあり、マヨンを断念、カオハガンに行った。

しかし、帰国してから知ったのだが、5月7日の朝マヨン山が突然噴火し、登山客等27名のうち5名が死亡していた。俺は予定が変わって命拾いをしたことになる。

ともかく、(一応)勤め人でありながら、こんなノン気な旅行をすることは大変マレと思われ、貴重な経験をできたことは感謝すべきことだと思っている。


01 パナイ クラーク → カリボ(飛行機)、カリボ泊
02 パナイ カリボ → 日帰りでボラカイ島(バス・フェリー)、カリボ泊
03 パナイ カリボ → ロハスシティ(チャリ)、ロハスシティ泊
04 パナイ ロハスシティ → イロイロ(チャリ)、イロイロ泊
05 ネグロス イロイロ → バコロド(フェリー)、バコロド泊
06 ネグロス バコロド → ドゥマゲッテ(バス)、 ドゥマゲッテ泊
07 ネグロス ドゥマゲッテ → 日帰りでアポ島(トラック・フネ)、 ドゥマゲッテ泊
08 ネグロス ドゥマゲッテ → 日帰りでトレッキング(トラック・歩き)、 ドゥマゲッテ泊
09 ボホール ドゥマゲッテ → タグビララン(フェリー) → 日帰りで観光(バス等)、 タグビララン泊
10 ボホール/セブ  タグビララン → ターシャセンター(バス等)→ トゥビゴン(チャリ)→ セブ(フェリー)、セブ泊
11 カオハガン セブ → マクタン(チャリ)→ カオハガン(フネ)、カオハガン泊
12 カオハガン (特に何もせず)、カオハガン泊
13 カオハガン/セブ カオハガン → マクタン(フネ)→ 空港(チャリ)→ マニラへ