150620Sat_女郎小屋沢

日曜にマスキ嵐沢に行くことになっており、せっかく西丹沢に行くなら土曜から、と女郎小屋沢へやってきた。

玄倉川をまたぎ、女郎小屋沢出合へ。

思ったより明るい沢で、小滝をいくつか登ってゆく。


と、イキナリ核心部らしいF1(15m)登場。


最初K隊長がトライしたが冷水シャワーで心が折れ、中段から残置ハーケンを使って懸垂で戻る。(中段までは左岸からの斜上バンドがあり、比較的楽に到達。そのあたりの左岸にスリングの付いたハーケンがあり、支点がとれる。但しルートは水流中。ルーファイもままならず、上部に残置も見当たらず、上がったら進退極まるリスクがあったので撤退。)

巻き道はまったく問題なし。5分で上がれる。K隊長が上がってロープを固定してくれたので、俺がタイブロックで挑んでみる。カッパで完全防備して水線上を辿り、水中に隠れたホールドを頼りに何とか登る。


この滝だけで1時間ほど要し、結構やり切った感はあったのだが、次々と現れる滝がまた面白く、そして疲れる。

俺が計画した手前、申し訳程度にリードも・・

途中、今夜の宴会用に山菜の採取も忘れない。


その後も明るいナメ滝など続き、息つく暇もないほどセクションに恵まれる。


後半のハイライトは、野猿棚4段45m。最後の滝の落ち口が難しく、こういう所はやはりK隊長頼み。


水が枯れてからも難関は続く。狭い岩の間を背中を使ってずり上がる。


段々と切り立つ見事なV字谷。


岩の隙間から突破を試みるA隊員。最も小柄な彼女が抜けられなかったので、皆あきらめ右の壁を横ばいに登った。


最後まで難関は続き、詰めは小石の崩れ落ちるアリ地獄のようなガレを根性で登り切り、尾根向こうに懸垂下降した。


なだらかで歩きやすい東沢を小川谷へ下った。


無事に小川谷林道へ、後はてくてく歩いて車に玄倉川林道Pに戻るだけ。


心身ともにフル稼働でやりきった感ずっしり。こんなに多彩な登りの沢は初めてだった。A隊員曰く「ボリューミーな沢」とは言いえて妙。加えて渓相はウワサより明るくキレイで好印象だった。

おお~っと、天候悪化により翌日のマスキ嵐沢中止、残念!(宴会はやったけどね)

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