160422Fri-24Sun_会津駒~燧~尾瀬沼

前からやりたかった会津駒ヶ岳から尾瀬方面への縦走。

しかし会津駒はシーズン中テントが張れず、強制小屋泊まり、さらに予約必須、というのが障害となりナカナカ実現しなかった。ならば駒の小屋が開く連休前に行くしかない。


4月22日11時過ぎ、駒ヶ岳登山口から時折パラつく霧雨の中を延々と登る。稜線手前では完全に視界は無くなり、コンパス頼りに進んだ。


登ること四時間、結局小屋にはオープン準備で人がいたがテン泊にも理解があった。寝る準備をしていると、 突然天候が回復。

オッ !? 晴れた?
右上は小屋

ウソのような霧散、嬉しい眺望。


思わず外で乾杯、重かったビールがうまい!

今回はT師匠と2人のパーティー

陽も出て来たのでバーナーを持ち出して稜線上で宴会、熱燗が身に染みる。

左は会津駒山頂

燃えるような夕陽が裏越後に沈む。


静寂の月夜、二つのソロテント間をタープで囲う。ヤドカリのように半身を突き出し、二次会。


2日目、昨晩少々飲み過ぎて6:30起床、7:30行動開始。とりあえず会津駒に登ってみる。

これから向かう燧(左)、右奥は至仏山。

駒ヶ岳の南直下は東側が(雪庇は無いが)切れていたので、ピッケルを使って慎重に進む。


それ以外は何処でもビバークできるような緩斜な尾根。 好天で暑い、腕をまくり休憩は日陰で。燧が徐々に近づき、巨大に。


売店が開店した文明の御池に一旦下り、コーラをガブ飲みし、ビール等を補給。見上げるような燧にビビり、少しでも、と1時間ほど先へ進む。この日の行動時間は7時間弱。

2泊目の幕営、御池で採ったフキノトウをつまみに。

3日目、6:30行動開始。激しい登りに曇り空が却って嬉しい。


徐々に高度を上げると、歩いて来た会津駒からの稜線がくっきりと。

軌跡を眺めるのも縦走の醍醐味

2.5時間後、大きく見えた山だったが意外とアッサリ俎嵓(まないたぐら)なるピークへ。面倒に感じたが、双耳峰なので一応もう一つの柴安嵓(しばやすぐら)へ。こちらの方が尾瀬ヶ原と外輪の山々を見渡すのに良いし、燧の頂上はこちらのようだ。

奥は至仏山

後は尾瀬沼方面へ下るだけ。緩斜面を選び、オンダシ沢と長英新道の間を降りたが当然時間はかかった。次回は是非ナデッ窪を急下降してみたい。


尾瀬沼北岸に出て、時計回りに辿る。こういう木道が中途半端に埋もれているとヒジョーに怖い。


長蔵小屋まで行動時間6時間。更に2時間歩いて大清水BSへ下山。15:05のバスでJR沼田駅へ。


ヘイズル沢の詰め、小淵沢の詰めで眺めた燧岳。やっと登ることができた。

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