西四国山河紀行_南海岸


川を下って中村市に入り、カヤックを畳んで自宅に送り、窪川から送ったBD-1を受け取る。JR中村駅で時刻表を睨みながら翌日の計画を練る。今夜慌てて汽車に駆け込む必要は無さそうだ。では次に寝床の心配、しかし町に着くとテン場を探すのが煩わしい。振り返ると“中村第一ホテル”の看板とリーズナブルそうなビジネスホテルのたたずまい。この旅を始めて8泊目、毎日沢や川で水浴びはしたが一度も風呂に入っていないし、店で飯を食ったことも無い。迷わずチェックインした。久々のビジネスホテル。国内出張を繰り返していた頃を思い出して懐かしかった。このホテルの居酒屋の“茄子餃子”はオススメである。


翌日、朝一の特急から乗り継ぎ、多ノ郷駅で下車、景勝地横波三里を経て桂浜へ至る道を、再びBD-1に跨って進む。



南国土佐の海岸、咲く花、海の色、広がる水平線、明るい港。異国情緒は自ずと広がる。



海岸を行くサイクリストに吹く風、振り返る丘の里山、潮騒と白い雲。





何を見たのか説明できないけれど、なんと気の晴れる南国の海岸線か。

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