121020Sat_玉川上水


ここにも癒し系ジョギングルートがある。玉川上水である。


JR三鷹駅の真下を流れる玉川上水を遡り、拝島までの約20kmを走ってみた。


玉川上水は多摩川の水を江戸まで導水するため、300年以上前に造られた用水路である。


現在、玉川兄弟像のある羽村堰(多摩川)から始まり、


四ツ谷付近まで通水していた。明治以降は、昭和40年まで近代的上水道の原水として用いられ、

(現在京プラや都庁などがある新宿西口の当時の様子)

現在の様子からはにわかに想像しがたい立地にあった、淀橋浄水場で浄水処理されていた。

浄水場が東村山に移転されるに伴い、玉川上水は野火止用水との分岐点から東村山に導水されることとなった。つまり、現在飲料水として利用されているのはこの地点までとなる。

(西武線・モノレール 玉川上水駅近くの小平監視所で、水は東村山、野火止用水、玉川上水本川の3方向に分かれる)

一時は水の途絶えた小平監視所の下流も、下水処理水再生水(高度処理水)の導水により、現在は流量が維持されて昔ながらに流れている。(久我山の浅間橋から下流は主に地下を流れる)


沿川各地で、公園や緑道など様々な形で親しまれる玉川上水。6月には蛍が舞い11月には紅葉が美しい