南国の風物詩に、Ceiling fan というモノがある。
日本でコイツを見かけると、どことなく気取った鼻持ちならないオーナメント、
という気配がぷんぷんして来るのであるが、これは南国には欠かせない
設備なのである。ここのところがエライ、と思う。役に立っている道具、という
モノは果てしなくカッコ良いではないか。
この Ceiling fan から送られてくる風。これは建物の内部、という無風・無機質・無味乾燥で非自然的な環境に唯一現れた慈悲深いの救いの手、という気さえしないでもない。
何で日本では余り普及しないのであろうか?
多分あまり知らないのでしょう、Ceiling fan の下での昼寝の快感や、エアコンとは違い、寝冷え知らずで見られるシアワセな真夏の夜の夢を。
昔の日本だか中国だかを舞台にした映画なんかで、大きな団扇でキレイなおねーさんが殿様とかをハラリ、ヒラリと扇いでいるでしょう?あんな心地ですよ(たぶん)。
ともかく、ハンモックかCeiling fan があれば、日本の夏ももっと過ごしやすくなるハズだけどなあ。