Goa_Squall


ゴアのスコールは強烈である。

え?これがさっきと同じ場所か? と思うほどの豪雨が突然降る。この変化に1分もかからないこともある。


だからカンカン照りの最中、傘を持って出かけなければならない。

これは真夏に東京でアヂアヂ言っている中、高山に行くのにダウンジャケットを用意するときの気持ちに似ている。「本ッ当に必要なのか?」と、何度も自問自答する、あの気持ちに酷似している。

そういえばインドの人はちゃんと傘をさす。もちろん雨の時にである。
と、言うのも、インドネシアとかベトナムなどでは、雨季で絶対に雨が降ると分かっているのに絶対に傘を差さない、という人の方が絶対に多いのである。

傘を持って出るかという選択は、台風のときに長靴を履くか、開き直ってサンダルにするか、という選択の違いに似ている。少しでも濡れないようにするか、どーせ多少は濡れるのだから放っておくかである。俺はサンダル派である。
(ちなみに、ジョギング時もソックスは水を吸うと気持ち悪いので履いていない。)
(ちなみに、これを想定してメッシュ地で水はけが良く、裸足でも履けるシューズを予め日本で購入して持参した。)どうだ!

えー。何の話だっけ?あ、雨ですね。このヒートアップした大地を走るようにザァーっと降る雨、というのはかなり気持ちのいいものですねぇ。いいですわねぇ、インドの雨季。なんてことになる。

話は少し飛ぶが、我々が子供の頃、真夏は毎日のように降っていた、あの夕立という物は一体どこへ行ってしまったのだろうか?
ナンだかソラ恐ろしくて追及する気にもなれない。