Makassar_Indonesia_18 とこなつのしま-2
南緯5度、暑いのは当たり前なのに、皆口々に、“Panas(暑い)!”という。年間何百回言うつもりだろうか・・
ホテルもクルマも、エアコンは冷房しかない。
常夏の国では、記憶を辿るのが難しいときがある。
確か涼しくなった頃だったから・・ などという季節感に基いた判断ができないからである。
「夏でしょ夏!夏しか要らねぇだろ!」などとかつて言っていた俺も、今はやっぱ四季がある方がいいと思う。
その話を聞いてある上司は言った。「うちの小5のコゾーが、“カレー大好き!カレーしかいらない”と言ったので、カレーを出し続けてみた。3日目に“ごめんなさい”とネをあげた。子供ってホントバカだよね。」
Makassar_Indonesia_19 ガリバーが行く
インドネシアには小柄な人が多い。
日本ではLサイズの服を買う俺も、ここではXLである。
ここスラウェシ島は、以前に紹介したように、生物分布の境界線(ウォーレス線)を造っているだけでなく、ベルクマンの法則も体験できる場所なのかも知れない。
ベルクマンの法則とは、簡単に言うと「近縁種の恒温動物は寒いとこに住むヤツほど大きい」というものである。
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101115-16_帰国
一月半の滞在を終えて帰国の途に着いた。インドネシアは近くていい。
派遣先から24時間以内に帰宅できるのは嬉しいものである。
ジャカルタ経由で成田へ。着陸時の気温は4℃。この寒暖差、気圧差って身体に悪くないのだろうか、とよく思うが、高所登山もまあ似たようなものかも知れん。
成田からは、急ぐときはスカイライナー、楽に帰りたいときはバス、その中間がNEX、と使い分けができるが、その3ルートのいずれからでもスカイツリーが見える。
帰国のたびに少しずつ延びてゆくのが見ていて楽しい。
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Tinggal di Indonesia satu bulan.
Sampai jumpa lagi.
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Indonesia juga mendo'akan...
土曜の昼は、ドリアンである。
ドリアンは実はかなり繊細な果物で、個体差や収穫後の経過時間などで食感や香りや味が全然違う。また、食う人間の好みも十人十色、まるでワインである。
(あそこの店のはそろそろ食いごろだ!とか言っている俺達はわりかしドリアンおたくである・・)
ドリアンが臭くなるのは食べカスが時間が経って酸化するからで、そのものは甘くとてもいい芳香である。
Makassar_Indonesia_23 第三の男、サラック。
マカッサルは、いま乾季である。
果物のラインナップが変わる時期である。
左よりに盛ってあるのがサラック。中央と右がマンギス。
王様が居なくなった後、女王マンギス(マンゴスチン)よりも身近で、食感、味も日本人好みの果物としては、もうサラックの名しか出てこない。
サラックより手を汚さずに食べやすく、つい手の伸びる美味しい果物が他にあるだろうか。あ、バナナは結構いいセンいってるか。
ただインドネシアほど、ありがとう(Terima kasih)を使った国は無い。
ここマカッサルに2年半の間に、8ヶ月を過ごし、今回が最後。終われば清々するかと思っていたが、実際は案外淋しいものだ。
Terima (receive) kasih (affection) は、気持ちを与え、受け取る、いかにもインドネシアらしい言葉と思う。
120215-0229_Indonesia
Vientiane から Bangkok 経由、 Jakarta 着。
エアポートホテルで1泊。翌朝、6回目、最後の Makassar へ
Makassar_Indonesia_24 Receive your affection
どの国に行っても、着いてすぐ「こんにちは」と「ありがとう」は覚えるようにしている。
ただインドネシアほど、ありがとう(Terima kasih)を使った国は無い。
ここマカッサルに2年半の間に、8ヶ月を過ごし、今回が最後。終われば清々するかと思っていたが、実際は案外淋しいものだ。
Terima (receive) kasih (affection) は、気持ちを与え、受け取る、いかにもインドネシアらしい言葉と思う。