140812Tue-15Fri_北アルプス最北部、 “日本海へ” -2

3日目、3:30起床、5:00出発。1時間歩くとすぐ朝日岳頂上。

まだナンか、白馬付近という感じがする。

シカシこの“蓮華温泉隊”、平均年齢70才と伺ったのだが・・　恐ろしく元気。　「年寄り扱い」する必要ナシ！と良く分かったので自分たちの心配だけすることにした。（こっちのが危なぃよ！）

朝日岳から先は栂海（つがみ）新道を辿り、ひたすら北、日本海を目指す。

いざ、日本海へ。　と言ってもここからまだ2日かかる。

もっと南から日本海を目指している“北ア北部本隊”もあるので、最北部だけの我々は“栂海隊”ということに。（台風の影響で遅れた本隊とは合流できなかった。 ）

その栂海新道とやらは、ずーっとダラダラ下がっていくだけのツマラん道かと思っていたが、高層湿原、雪渓、尾根、岩など、変化に富んで結構いいコースだ。

アヤメ平や池塘（ちとう / 高山の湿原などにある池）でのんびり休憩

こういう道は歩いているだけで心が和む。　（是非、和み系登山道100選・・　）

13名の大行軍。ヒトの少ない山域なので気兼ねもない。

後半は尾根歩きになり、

犬ヶ岳山頂直下の栂海山荘へ。宿泊組と幕営組（少数派）とに分かれるが、メシは外で一緒に。

ここは水も電気も無い半無人小屋で、当然ビールなんて売っていない。実はオレ、持参したビールを沢で汲んだ水で冷やして持っていたのだが、余りに少ないので恐る恐る献上してみると・・

小さな歓声が！　135×3=405mLを皆で分けて、乾杯！

（ひとくちで止めるのがヒジョーにむずかしい。）

4日目、朝焼けは神の祝福？ それとも天候悪化の兆しか・・。

↑　日の出前、まだシリウス（左上）が雲間に見えていた。

さて、この日はとうとう、日本海に達する予定である。

あの峯の向こうに、海が待っている・・ ハズ。

妙高方面、雲に抱かれる焼山。景色、壮大也。

美しいブナ林を抜けると能登半島や、糸魚川市街が見えてくる。

でも 「あと少し」 などと思ってはイケナイ

最後は里山歩き・・

ただ我々の要望通りの天気、曇り時々雨で標高低いのに全然暑くないんだな・・

おお、糸魚川の港！ が、見えてから2時間もかかって、

とうとう林の向こうに海が！

最後は少し降られつつ・・

どんなに長い登山道も、いつかは終わるものらしい。

イヤ、まだ何も終わっちゃいない！

 ・・・ じゃなくって、栂海新道は海岸まで続くので、

ちゃんと日本海にタッチしました。

やれやれ、みなさんホントお疲れ様でした m(_ _ )m

【行程】

猿倉11:15 - 15:45白馬頂上山荘（泊）6:00 - 白馬岳 - 9:30雪倉岳 - 14:30朝日平（泊）5:00 - 朝日岳 - 10:30黒岩山 -12:25さわがに山 - 15:15犬ヶ岳山荘（泊）4:55 - 9:50白鳥山 - 16:35親不知

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