巻機山から朝日岳へと続く国境稜線を前から歩いてみたかった。
2日目、苦節10時間の藪との戦いの末、一般登山道、ジャンクションピークへ。
巻機山へは米子沢からアプローチ。
好天にも恵まれた
非難小屋につめ上げ、沢装備のまま巻機山山頂へ。
山頂から南方を望めば、朝日岳へと続く たおやかな稜線が。
この稜線、登山道が無い。だから当然、藪コギとなる。
笹薮、潅木(シャクナゲ、カバ、ハイマツ、ヒノキ、ツツジなど)の藪を掻き分けて進む。
漕ぐこと5時間、美しい草原と池塘の広場へ。
今日はここで寝ることに。
尾瀬の山々などの素晴しい眺望を愛でながら宴会。
2日目、朝イチから藪。
天気はイマイチ・・
新潟(左)と群馬(右)の天気が分かれる、まさに国境尾根。
背の倍の高さの潅木の藪に360度囲まれると、牢獄に入っているような気分になる。
漕いでも漕いでも進まない藪に、心身ともに打ちのめされる。
檜倉山へのアプローチの頃にはガスは取れてきた。
檜倉の池塘で水を補給。ユーコンで活躍した浄水ポンプで処理し、沸騰処理する。
檜倉の下りは激藪。こうなると地に足は着かない。シャクナゲの枝の上を歩く。
横枝を踏ん付けて進む
最後の目標、大烏帽子山を確認。
たったコレだけの距離に3時間半・・
2日目、苦節10時間の藪との戦いの末、一般登山道、ジャンクションピークへ。
ここから朝日岳・白毛門を経て真っ暗な中、下山。
【行程】
7日木曜夜、桜坂Pへ。
8日金曜、6:00出発 -米子沢- 9:40非難小屋 - 10:05巻機・リアル山頂 - 12:40米子頭山 - 15:00標高1809北側コル(泊)
9日土曜、6:00出発 - 7:25柄沢山(踏み跡アリ、歩きやすい) - 11:10檜倉山(大休憩) - 15:00大烏帽子 - 16:40JP - 17:05(水汲み後、朝日岳) - 22:00下山、デポ車で桜坂へ。
藪漕ぎ、2日で計15時間!
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