“神田川ナイトウォーク”の翌日、仕事を終えて会社を出た刹那、すぐ近くに神田川が流れていることを急に思い出した。
しかも俺はこの日、神田川から20m位しか離れていないところで昼飯を食っていたのに、正直全然気付かなかった。
すぐさま自分の机に戻ってPCで地図でも見たい衝動に駆られたが、「スンマセンお先~」「お疲れー」とソソクサと出てきた所に戻るのはヒジョーに面倒くさい。
まあでもここは西新宿である。どうせどっかで電車には乗れるだろうし、地理的な知識が無くてもフツーに帰れることは間違いない。ただ気ままにホンのちょっと夜の散歩をしてみるのもオツではないか。(でも雨だから本当にちょっとにしよ~っと・・)
少し歩いて、スグに後悔した。昨日と違って歩きづらい、というか、川沿いが歩けるようになっていない。特に中野区に入ってからがひどい。中野キライ。
俺は当然川にアプローチしたいから、橋があるたびに渡って河岸を歩けるかどうかを見ることになる。だからまるで、神田川橋梁のチェックを生業としている東京都委託事業受注者・中野区在住Kさん(71)、みたいなカンジではないか!(“国土交通省パトロール”などとママチャリのカゴに札を付けて土手をウロウロしているオジサンをイメージしている。)
ここから先は、味気ないけどずっと川沿いを歩けてそれなりに快適だった気がする。
この三面張りの“神田川”の畔を歩きながら、「川ってナンだ?」と考えた。山中を歩くとたまに水が流れなくなった元河川を登山道として歩くことがある。いわゆる“川の争奪”の結果である。でもまぁとにかくソコは、(水が無いから)もう川ではないワケだ。
水が無ければ川ではないが、逆に水そのものが川、と言うわけではない(川の水を取ってきて、それを川と呼ぶヒトは居ないだろう)。つまり、川とは現象なのだ、と俺は思う。
その“現象”を三面張りにしちゃマズいんでないの?などといろいろ考えているうち、昨日来た神田川と井の頭線の交差点へ。2日連続で、何の用事も無い明大前へ来てしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿