剱雲白・縦走記_(3/7)_雲ノ平編(II)_太郎平~黒部五郎岳~高天原


【4日目】

前日楽だったが、この日は若干強行軍となる予定だったので、この山行唯一となる5時前(4.45)出発となった。となると山小屋の温かい朝食が食べられないが、まあ仕方ない。



早起きは何チャラの得で、三日月と明けの明星(金星)のコラボを拝むことができた。



太郎平から黒部五郎までは、なだらかな稜線歩き。欠伸をしながらノンビリ歩く。



“五郎”は岩がゴロゴロしているところ、という方言の“ゴーロ”に由来している。実際、その名に違わない(野口五郎も同じ)。山頂からは昨日登った薬師と、一昨日登った立山連峰が見えた。



黒部五郎は、頂上の稜線も含む、このカールが有名。稜線上も歩けるが、カール内を進んだほうが面白い。ここまでくると、槍穂連峰↑がかなり近くなる。



黒部五郎カール内部。独特の雰囲気、クララでも出てきそうである。「黒部五郎が一番好き」と言う人も実際少なくない。
(イヤ、別にハイジでもペーターでも、何ならおじいさんでも構わないけど)



続いて、三俣蓮華岳(左)。岐阜・富山・長野にまたがる花の山。さらに、百名山・鷲羽岳(右)もイキオイで登頂。



鷲羽から、温泉に入れる高天原まで一気に下る。右写真↑は、水晶池に映る水晶岳。



4泊目は梁の曲がった高天原山荘へ。すかさずビールを購入し、徒歩10分先の天然温泉へ。この温泉は最短でも2・3日歩かないと来る事ができない。山荘は電気のないランプだけの趣のある小屋で、1階に寝ていると2階の人の寝返りで天井がギシギシ音を立てる。んが、ビールはモルツだし、メシも旨いし、フロも入れてサイコーな山小屋の一つである。

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