どこでもそうなのだが、特にインドやロシアを語るときは気を付けなければ、と思う。
例えば島根県出雲市に2か月いたことがアル。などという外国人に日本を語られたら皆様どう思うだろうか?
まあインドにおける俺はそんな感じなので、ここに記したのはゴアでの個人的な印象であってホントのインドは俺は知らない、と断っておく。
そんなゴアでも、道には犬が寝ころび牛は悠然と佇む。田舎道ではフツーに象が闊歩するインドらしい側面も見られた。
日本でコイツを見かけると、どことなく気取った鼻持ちならないオーナメント、
何で日本では余り普及しないのであろうか?
多分あまり知らないのでしょう、Ceiling fan の下での昼寝の快感や、エアコンとは違い、寝冷え知らずで見られるシアワセな真夏の夜の夢を。
昔の日本だか中国だかを舞台にした映画なんかで、大きな団扇でキレイなおねーさんが殿様とかをハラリ、ヒラリと扇いでいるでしょう?あんな心地ですよ(たぶん)。
ともかく、ハンモックかCeiling fan があれば、日本の夏ももっと過ごしやすくなるハズだけどなあ。
だからカンカン照りの最中、傘を持って出かけなければならない。
子供のころ、英語らしき言葉は3つくらいしか知らなかった。“ジス・イズ・ア・ペン”、“スピーク・ラーク”、そして、“ハイネケン・プリーズ”である。
“Heineken, please.”は、確かTVのコマーシャルで、シックなベルベットのドレスなど着たパツキンのジンガイのチャーネーが言っていたフレーズだったように記憶している。
こんな短いフレーズ、俺だってフツーに出てくる。だから言ってから気づく。
言ってからジワジワと、子供のころに異人さんが言っていた言葉が自分の口から出たことに驚き、そしてちょっとノスタルジックな気分になる。
1時間も走ると、必ずどこかで雨に降られる。でも別に“やめよう”と思わない。
雨を気にせず走ることができるのは、暖かいからだと思っていた。
仕事で、雨の影響が大きいはずの川のデータを見ていて、pHが高いことに気付いた。
いや、高いのではない、正常なのだ。
日本の雨は、ふつう酸性である。pH5.6以下を酸性雨と呼ぶが、東京ではpH4とかヘーキで降っている。
日本で雨に濡れると、何だかかゆくなる。ちょっとベタベタして、すぐにシャワーを浴びたくなる。
思い返せば、こっちではそういうことが無かった気がする。これはpHの違いなのだろうか。
今年の雨季は雨が少ないこともあり、明るい街並みを堪能することができた。
建物は古いけれど、趣のあるものが多く、何だか微笑ましい気持ちにさせられる。
中にはホントに崩れ落ちるのでは?なんて思わせるくらいのオンボロも見かけられ、壁にペンキで書かれた注意書きに「ああマジでヤバいんだ」と納得させられたりもする。
そうそう、標記は英語が多く、外国人には助かる。ヒンディも良く使われているが、英語併記が多く、不便はほとんど無い。
祝日には皆メインストリートに繰り出し、子供たちはボードゲームに、大人たちは国民的人気スポーツ、クリケットに興じる。
せっかくの観光地滞在ではあったが、リゾートホテルに行けたのは会議の時だけであった。
まあしかし、もう来られないと思っていた場所に再来するのは結構楽しかった。
あ、今度こそゾウの写真を撮ろうと思っていたけど会わなかったなあ。それだけが心残りかな。
例えば島根県出雲市に2か月いたことがアル。などという外国人に日本を語られたら皆様どう思うだろうか?
まあインドにおける俺はそんな感じなので、ここに記したのはゴアでの個人的な印象であってホントのインドは俺は知らない、と断っておく。
100818-0911_Goa_INDIA
久々の日本、束の間の夏の日をあとに、インドにやってきた。
彼の地は、モンスーン(雨季)真っ只中である。
今回やってきたのは暗雲立ち込めるGoa州、西海岸沿岸部である。
名ばかりの雨季ではなく、飽きもせず本当に良く降った。スコールの無い日は無かった。
降り出すときは本当に突然で、5分の外出でズブ濡れになることもある。
晴れ間を縫うように市が立つ。町の人々は信心深く謙虚で、外国人に対しても親切だ。
香辛料屋で、マサラ、ターメリック、アニスを買うと、何やらお祈りをしてから釣りをくれた。
俺が不思議そうな顔をしていたのだろうか、店主は微笑んで言った。
“あなたは今日初めてのお客様です”
そんな日曜の朝、いつもトマトとオクラを買った。ホテルの朝食に添えるためである。
ここ、GOA州では郊外に足を伸ばすと稲作水郷地帯の風景そのものが広がる。古い歴史を持つ旧市街(Old Goa, 世界遺産)もその中に佇んでいる。
ゴアは“最もインドらしくないインド”と呼ばれる。教会や酒屋は多く、ヒンドゥー寺院や物乞いは少ない。フランシスコ・ザビエルがキリスト教のアジア布教活動拠点としたことが大きく影響している。
現在のゴアはむしろリゾート地として知られ、モンスーン以外には多くの欧米人が訪れるリゾート地となっている。
2年前にも来たゴアにやってきた。
南国の風物詩に、Ceiling fan というモノがある。
日本でコイツを見かけると、どことなく気取った鼻持ちならないオーナメント、
という気配がぷんぷんして来るのであるが、これは南国には欠かせない
設備なのである。ここのところがエライ、と思う。役に立っている道具、という
モノは果てしなくカッコ良いではないか。
この Ceiling fan から送られてくる風。これは建物の内部、という無風・無機質・無味乾燥で非自然的な環境に唯一現れた慈悲深いの救いの手、という気さえしないでもない。
何で日本では余り普及しないのであろうか?
多分あまり知らないのでしょう、Ceiling fan の下での昼寝の快感や、エアコンとは違い、寝冷え知らずで見られるシアワセな真夏の夜の夢を。
昔の日本だか中国だかを舞台にした映画なんかで、大きな団扇でキレイなおねーさんが殿様とかをハラリ、ヒラリと扇いでいるでしょう?あんな心地ですよ(たぶん)。
ともかく、ハンモックかCeiling fan があれば、日本の夏ももっと過ごしやすくなるハズだけどなあ。
Goa_Squall
ゴアのスコールは強烈である。
え?これがさっきと同じ場所か? と思うほどの豪雨が突然降る。この変化に1分もかからないこともある。
これは真夏に東京でアヂアヂ言っている中、高山に行くのにダウンジャケットを用意するときの気持ちに似ている。「本ッ当に必要なのか?」と、何度も自問自答する、あの気持ちに酷似している。
そういえばインドの人はちゃんと傘をさす。もちろん雨の時にである。
と、言うのも、インドネシアとかベトナムなどでは、雨季で絶対に雨が降ると分かっているのに絶対に傘を差さない、という人の方が絶対に多いのである。
と、言うのも、インドネシアとかベトナムなどでは、雨季で絶対に雨が降ると分かっているのに絶対に傘を差さない、という人の方が絶対に多いのである。
傘を持って出るかという選択は、台風のときに長靴を履くか、開き直ってサンダルにするか、という選択の違いに似ている。少しでも濡れないようにするか、どーせ多少は濡れるのだから放っておくかである。俺はサンダル派である。
(ちなみに、ジョギング時もソックスは水を吸うと気持ち悪いので履いていない。)
(ちなみに、これを想定してメッシュ地で水はけが良く、裸足でも履けるシューズを予め日本で購入して持参した。)どうだ!
えー。何の話だっけ?あ、雨ですね。このヒートアップした大地を走るようにザァーっと降る雨、というのはかなり気持ちのいいものですねぇ。いいですわねぇ、インドの雨季。なんてことになる。
話は少し飛ぶが、我々が子供の頃、真夏は毎日のように降っていた、あの夕立という物は一体どこへ行ってしまったのだろうか?
ナンだかソラ恐ろしくて追及する気にもなれない。
“Heineken, please.”
最もインターナショナルなビールは、間違いなくハイネケンだと思う。
だから国際線の機内や慣れない国のレストランでは、とりあえずハイネケンを頼むのが無難だ。
と言う訳でハイネケンを頼む機会が多く、“Heineken, please.”とこれまで何度も口にしてきた。
子供のころ、英語らしき言葉は3つくらいしか知らなかった。“ジス・イズ・ア・ペン”、“スピーク・ラーク”、そして、“ハイネケン・プリーズ”である。
“Heineken, please.”は、確かTVのコマーシャルで、シックなベルベットのドレスなど着たパツキンのジンガイのチャーネーが言っていたフレーズだったように記憶している。
こんな短いフレーズ、俺だってフツーに出てくる。だから言ってから気づく。
言ってからジワジワと、子供のころに異人さんが言っていた言葉が自分の口から出たことに驚き、そしてちょっとノスタルジックな気分になる。
インドで正しい雨を見た
海まで続く川沿いの歩道が広く、ジョギングに向いている。
1時間も走ると、必ずどこかで雨に降られる。でも別に“やめよう”と思わない。
雨を気にせず走ることができるのは、暖かいからだと思っていた。
仕事で、雨の影響が大きいはずの川のデータを見ていて、pHが高いことに気付いた。
いや、高いのではない、正常なのだ。
日本の雨は、ふつう酸性である。pH5.6以下を酸性雨と呼ぶが、東京ではpH4とかヘーキで降っている。
日本で雨に濡れると、何だかかゆくなる。ちょっとベタベタして、すぐにシャワーを浴びたくなる。
思い返せば、こっちではそういうことが無かった気がする。これはpHの違いなのだろうか。
再来の、ゴア。 (←ガンダム調で)
デリー経由でゴア(パナジ市)にやってきた。ゴアはインド随一のリゾート地である。
延々と続く白砂のビーチと椰子に縁取られた田んぼと、気まぐれに天気を変える大きな空が印象的なゴアは、インド最小の州である。
街はコロニアル風の建物と数々の協会に特徴付けられる。
今年の雨季は雨が少ないこともあり、明るい街並みを堪能することができた。
建物は古いけれど、趣のあるものが多く、何だか微笑ましい気持ちにさせられる。
中にはホントに崩れ落ちるのでは?なんて思わせるくらいのオンボロも見かけられ、壁にペンキで書かれた注意書きに「ああマジでヤバいんだ」と納得させられたりもする。
そうそう、標記は英語が多く、外国人には助かる。ヒンディも良く使われているが、英語併記が多く、不便はほとんど無い。
祝日には皆メインストリートに繰り出し、子供たちはボードゲームに、大人たちは国民的人気スポーツ、クリケットに興じる。
せっかくの観光地滞在ではあったが、リゾートホテルに行けたのは会議の時だけであった。
まあしかし、もう来られないと思っていた場所に再来するのは結構楽しかった。
あ、今度こそゾウの写真を撮ろうと思っていたけど会わなかったなあ。それだけが心残りかな。