121126-1222_Binh Duong_Vietnam
7ヵ月ぶり、5回目のベトナムにやってきた。今回はホーチミンシティから車で1時間ちょいの郊外、ビンズン省である。
Binh Duong_Vietnam-2_年がら年中ビアガーデン
ベトナム南部は、暑い。
ただ暑いときは暑いが、すげー暑くてやんなっちゃうよ~、というほど暑くもない。
確かに雨季は蒸し暑いが、雨が多いから暑さは相殺されるし、大抵の人が想像するより悪くない。雨季の方が好き、という人も居る。
乾季はカラっとしているから、例えば昼飯を食いに外をぶらついても、ゆっくり歩いている分には特に汗は出てこない。日陰でコーヒーなど飲んでいるときなど、すこぶる快適である。
夕方。毎日と言うワケには行かないが、週末くらいはやはり外の風に吹かれてのんびりしたい。
前にも書いたが、ベトナム南部の人は外が好きである。メシもお茶も酒(だいたいビール)の時も、開放的な空間を好む。だからそういう店がいっぱいある。選べるほどある。
犬もいっぱいゴロゴロしている
俺はだいたい、いつもバティック(インドネシア版アロハシャツ)とサンダルというユルい格好で出歩く。浴衣で近所の夏祭りに出かける気分に似て、リラックスしながらちょっとウキウキする。
一人の時は読書することが多い。1時間ちょい、ビール3本くらいで、も いっか となる。小瓶一本40-50円くらいだから、200円も払ったことは無いと思う。
ベトナムに日本の快適さは無いが、日本にもベトナムの快適さはなかなか無い。
Binh Duong-3_Mekong in VN
メコン川を見に行った。ビンズンから一度ホーチミンシティーに出て、車で2時間弱移動、河川沿いの町、ミトーに行けばいくらでもメコンを巡る船が出ている。
メコン川、言わずと知れた東南アジアを代表する世界第10位の大規模国際河川。チベット高原に源流を発し、中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアを経て最終的にベトナムを通り南シナ海に抜ける。
ともかく、ラオスで毎日のように眺めたあの川の下流がどうなっているのか、見ずにはいられない。
ミトーから、小さな船でメコンを渡ってみる。
中洲の島に寄る、ミルクフルーツ↓、ドリアン↓、ドリアンに似た(臭くない、味もフルーティなジャックフルーツ(右の写真)などが豊富に収穫されている。
島の中を移動するには、手漕ぎ船が便利。
メコン川、言わずと知れた東南アジアを代表する世界第10位の大規模国際河川。チベット高原に源流を発し、中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアを経て最終的にベトナムを通り南シナ海に抜ける。
ともかく、ラオスで毎日のように眺めたあの川の下流がどうなっているのか、見ずにはいられない。
ミトーから、小さな船でメコンを渡ってみる。
中洲の島に寄る、ミルクフルーツ↓、ドリアン↓、ドリアンに似た(臭くない、味もフルーティなジャックフルーツ(右の写真)などが豊富に収穫されている。
島の中を移動するには、手漕ぎ船が便利。
メコンデルタ。大河川の河口という、水が無いわけがない地域。それでも水の恩恵が形を変えて見られる、そんな暑い暑い12月某日であった。
Binh Duong_Vietnam-4_学ぶ、ベトナミーズ。
あるカフェで。
1回目に行ったとき、まずメニューと箸と取り皿がテーブルに置かれた。メニューを見ずに店員の服に描かれたビールの銘柄を指差した。そのビールとグラスが出てきた。
2回目、店員は箸と取り皿をテーブルに置いて注文を聞いた。看板に描かれたビールの銘柄を指差した。そのビールとグラスが出てきた。
3回目、店員は何も持たずに注文を聞きに来た。「Saigon Special」を注文した。「Saigon Special」とグラスが出てきた。グラスは1回目しか使わなかった。
こういうことは、一般的な途上国では通常ありえない。「こうしたら良くなる」「あれが必要だ」「これは邪魔だ」など、フツー考えない。自ら工夫など絶対しない。
この国は若く(平均年齢は24-27才と言われる。日本は45才くらい)、学習する。いまに飛躍的に成長するに違いない。
130307-23_Binh Duong_Vietnam
やって来ました、南ベトナム。
10回渡航のシリア、7回のインドネシアに続き、ベトナムは6回目。早くもクサレ縁の気配が濃厚である。
ホーチミン・シティから車で一時間。ビンズン省はベトナム戦争で焼け野原になった地域だが、今はどこまでも続くゴムの木の林が美しい。
ベトナムの代表的な風景は水田である。しかしビンズンでは、どこに行ってもゴム林である。
ベトナムは世界第3位の天然ゴム生産国らしい。
この時期、道端ではよくジャックフルーツが売っている。ジャックフルーツは外見が少しドリアンに似ているが、甘い香り(古くなったときにするあの嫌な臭いではない)も少しドリアンに似ている。ドリアンのいいとこだけを取ったような果物である。
暑い日には、ベトナムのあんみつ「チェ」に手が出る。甘さは控えめ。
これからの乾季の終わり、ベトナムは一年で一番の酷暑期を迎える。
130604-19_Binh Duong_Vietnam
2ヵ月ぶり7回目のベトナムにやってきた。
4・5月の酷暑期を過ぎ、雨季の始めの今頃はまあまあ涼しくナカナカ快適である。
ホーチミンシティから車で1時間。まだ広大な土地の残るビンズン省では、これから大規模な工業団地が次々と建設予定であり、水需要が逼迫している。
我々がオフィスを構えるビンズン省水道局、女性職員の制服はアオザイで風情がある。
局内には意外にも自転車チームがあるようだ。
これからの地域、といえば聞こえがいいが、言い換えれば まだモノの揃っていない場所である。だから娯楽的なものも特に無い。
我々短期組はビンズンにてホテル滞在しているが、長期の駐在組は快適なHCMCに住み、車で通っている。
我々のチームのローカルスタッフもHCMCからのスクーター通いが多い。
こういう所では、いつになく仕事がはかどり溜まった本がどんどん読めたりするから それはソレで面白い。
ズビズ ズバ ズビ・びんずんランチ
ベトナムに最初に来たのは中部のダナン市だった。ダナンでは米が日本のようにふっくらしていたことと、パン(フレンチバゲット)がやたらに美味しくてビックリしたことを良く憶えている。また噂のフォーをあちこちで食べることができて嬉しかった。
次は南部のキエンザン省、特にフーコック島によく行くようになった。こちらはやはり海産系の食べ物が多くなり、昼間から鍋などガッツリ食べて1時間半から2時間、ゆっくり昼休みを取る南国スタイルが印象的だった。
キエンザンでは麺類に関してダナンで好きになったフォーをほとんど見かけることが無かったが、代わりにフーティウという寒天のように透き通り、ネッチリとしたコシのある麺を毎日のように食べた。今でもベトナムに来ると先ずフーティウ屋さんを探してしまう。
今回はビンズン省であり、こちらもベトナム南部であるがキエンザンとはまた異なり、米に惣菜を乗っけて食うCom Tam スタイルの店が圧倒的に多い。
Com Tamは肉・魚・野菜料理など、好きなものを指差しでオーダーできるので外国人には大変便利
野菜は季節なのか入手過程のせいか、ともかく時期によって変わる。
ゴーヤチャンプルーや豚の角煮など南国の料理はオキナワ料理と共通点が見られる。
(フィリピンでは海ブドウもあったし)
(フィリピンでは海ブドウもあったし)
店によって趣向も変わる。ガッツリ肉・濃い味重視の店もあれば、
Com Chay というベジタリアン向けのあっさり系の店も。
野菜だけでなく、トーフ・キノコ料理もある。Com Chay は女性客が多い。
また、ベトナム人は野菜好きである。生野菜も結構食べる。無料で出てくる食堂も結構ある。日本に来たベトナム研修生が、「食事に野菜が少ない」と言っていたそうだ。ちょっと意外な気もするが、確かに日本で外食を野菜中心に摂るのは難しい。(日本では野菜のオカズやサラダは量が少なく、空腹を満たすような主菜にはなりえないと思う)
ベトナムは箸文化。たいてい、ハシ・スプーン・フォークの三点セットが置いてある。
ただブンはアッサリからコッテリまで、バリエーションが広くて色々楽しめる。
右は代表的ベトナム料理、牛肉のフォー。
何故かカモ肉とお粥のセットの店が多い。
もう一つ言っておかないといけないのは、ベトナムはお粥 (Chao) がウマいことである。ちゃんとダシを使っていたりして、インドネシアあたりの、ただコメを多めの水で炊いただけの雑な食い物と一緒にしては絶対にイケナイ。
ベトナムの Hello は Xin Chao(シンチャオ)という。ベトナムにはイントネーションが6声(中国語でさえ4声)あり、これを間違えると出会い頭の人に 「お粥下さい」と言うハメになるから恐ろしい。
結局、種類も量も選べる Com Tam が一番いい気がする。
131118Mon-21Thu_"Saigon" -Vietnam
ベトナムにやってきた。
ホーチミン・シティ、いわゆるサイゴンである。
ホーチミンは人名なので、“シティ”を付けろ(つまり呼び捨てにするな)、などとウルサイことを言われることもある。だったら昔ながらの“サイゴン”でいいじゃないか、と思う。地元の人もサイゴンと呼ぶ方が多いと聞いた。空港コードも“SGN”である。ビールだって SAIGON Special が一番うまい!
え~、そんな面倒くさいホーチミン・シティであるが、乾季に入り、暑いながらも湿度が低くて通りを歩いていても気持ちがいい。
ま、今回も4日間しかいないんだけどネ。