カンボジアで先ず驚いた

カンボジアにやってきた。

プノンペン国際空港、荷物受取のターンテーブルで同僚に会う。彼の荷物がなかなか出てこない。


オレ:「じゃあ俺先に出て、両替しとくわ。」

カレ:「カンボジアは、両替要りませんよ、ただ100ドル札を小さく崩しておくといい。」

オレ:「 ・・・ ん?」

カレ:「ここ米ドル使えるんで。ただ1ドル以下は現地通貨です。」

オレ:「!?  ・・・おぉ、そういうことか。」


そういえば、為替変動の激しく自国通貨が信用がない国は国際的に安定した通貨、例えば米ドルなどに依存していると聞いたことがある。

ただ知ってはいたがイキナリそーゆー状況に陥ったので結構ビックリした。(俺はロクに現地状況を調べないで赴任することが多い)

我々はいつも米ドルを支給されるので、

正直、このまま使えるのはスゲー楽だし、出国時に現地通貨を使い切る心配をしなくていい。

ちなみに、1USD = 4000リエルなので、1.5ドルだと、1USDと2000リエルを払う。もちろんあれば、6000リエル払ってもいい。

高額紙幣もあるから1USD以上の札も実はあるのだ

しかし、3.7ドルとか言われると、とりあえず5ドル札を出しながら、(えっと、しちしにじゅうはちだから・・・)などと、平静をヨソオいながら必死に端数を計算し、たいてい諦め、細かいのがないフリをしつつ敢えて堂々とお釣りを待つ、というパターンに陥ることが(少なくともオレは)多い。けど、そーすると使い辛いリエル札がどんどん増えてゆく・・

現在、1USD = 4000リエルである。ただ、1USD = 10000リエル、いやせめて1USD = 5000リエルにしてくれたら計算しやすいのに、と思う。でもまあ変動為替ではそれは無茶な要求というものだろう、と殊勝に構えていたら、「10年前から、ずっと1USD = 4000リエルです。」と聞く。(それ固定為替だろ!とツッコミたくなる)

よく分からない上に、どーでも良いのだが、ドル紙幣がぼろぼろになったとき(実際よくなっている)、誰がどこで新札に代えるのだろうか・・ なぞは深まるばかりである。