081227_MTB_T山

悲劇のY尾根以来、いつもの3人の都合がやっと合って、
T山下らずして奥多摩MTBを語るなかれ、とまで(俺に)言われたT山に行ってきた。


以前は車を使ったが、今回はオール自走&輪行なので、気合いの奥多摩駅着最初の電車で集合して、とりあえず奥沢の登山口まで1時間半自走した。

いつもながらヘタレのT郎がやっぱりヘタレて、俺とMKの間には「こいつはもうダメだな…」という共通の意識が芽生えつつあった。

後から行く、と主張するヘタレのT郎を後に、俺とMKで2時間の押しを開始した。いやー。年間No.1の辛い登りだったなー

稜線上の避難小屋で、ほとんど乗れない2時間の登りを終え、遅い昼飯のカップラーメンを食った。登山口においてきたT郎は今頃奥多摩駅まで戻ってソバ屋でビールでも飲んでいるに違いない

と確信していた2人にとって、たった10分遅れで突然現れたヘタレのT郎が、一瞬とても偉大なヒトのように見えてしまった。実際はただ遅れてきただけだけど


T山山頂を南側に巻き、待望の下り開始。本当はもうちょっと頑張って山頂からの下りがヒジョーに気持ちいいのだが、我々はもうすっかり疲弊しており、どっちかというと早く帰りたいナ…という本音が見え隠れしており、問答無用で巻いた。

下り始めてヤな予感が的中し、結構積雪していた。Vブレーキの俺はもはや「無事に帰れればもうイイや‥」モードに突入した。

雪セクションをやっと過ぎたと思ったら、秋には超爽快な落ち葉サクサクゆる下りが、こともあろうに今は落ち葉が膝まで積り、うっとおしい以外の何物でもなくなっていた。


それでも、前回Y尾根で「“どうでもいい”下り」をしてしまった俺たちは、今回同じ轍を踏んでしまった事実を認めたくない気持ちが結構強く、何だか当たり障りのないびみょ~な発言が多かったのは否定できない。

雪も過度の落ち葉もない、ぎりぎり乗れる位のナイス下りのある最後のK山にやっと辿り着いた頃には、もう疲れてやっぱり今回も俺は「“どうでもいい”下り」をしてしまった。


帰り、ホリデー快速で飲んだすきっ腹のビールは五臓六腑に浸み渡り、俺たちは最初のゴキュゴキュの後、しばらく言葉を失ってしまった。

MKの使用駅の小作で降りて、つつがなく終了した我々の2008年MTBライドを祝してささやかに忘年会を開催した。
酔ってゆるくなった俺たちの口からは、言ってはいけないホンネ、「今日ダメだったな」の声が漏れてしまった…

2009シーズンはリベンジがいっぱいで大変だわ。

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